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平成18年4月13日第1回経営審議会

平成18年度 第1回 経営審議会議事録(要旨)

日 時  平成18年4月13日(木)午前10時~12時
場 所  大阪市立大学田中記念館 第2会議室
出席者

【学内委員】金児委員、岸野委員、中村委員、角野委員、土井委員、原 委員、清水委員
【外部委員】秋山委員、生野委員、石川委員、佐藤委員、松尾委員、椋本委員、脇田委員
【オブザーバー】宮崎監事、各部局長、関係各部長・課長

1 開会

(1)理事長あいさつ

*金児理事長よりあいさつ

(2)自己紹介

*学内委員について岸野副理事長から名簿順に自己紹介
*外部委員について秋山委員から名簿順に自己紹介

2 議事

(1)公立大学法人大阪市立大学経営審議会審議事項について

理事長から資料1-1、1-2について説明があり、原案どおり承認。

(2)公立大学法人大阪市立大学業務方法書(案)ついて

理事長から資料2について説明があり、原案どおり承認。

(3)公立大学法人大阪市立大学の中期計画(案)について

(4)公立大学法人大阪市立大学の年度計画(案)について

*理事長から資料3~8について説明
提案内容で了承。なお、質疑応答要旨は以下のとおり。

議事要旨

(委員)

入学者の選抜制度について、市大には多様な選抜制度があり、それを検証しようということだが、今現在、どんな選抜方法があるのか。また、英語教育に関して、他の大学に比べてやや劣っているということだが、具体的にはどのような教育を行っているのか。

(理事長)

資 料6の27の現状の欄をご覧いただきたい。本学では、前期日程、後期日程、のいわゆる一般入試があり、特に後期日程では、論文や面接も取り入れて行ってい る。また、経済学部では、ユニーク入試と呼んでいる制度があり、センター試験が一定以上の成績があり、かつ、スポーツや文芸などで優秀な成績を収めた優れ た生徒を優先的に取っている。
そのほかに、社会人特別選抜、推薦入学、編入学、私費外国人留学生選抜、帰国子女の選抜制度など、多様な選抜を行っている。
そういったそれぞれの選抜制度に基づいて入学した学生が、本当に大学が有るべき姿として社会に送り出しているかということを検証してこなかったということが、反省材料となって、先ほどの追跡調査を行うこととなった。
英語については、教育担当副学長から、これまでの本学の英語教育の改善すべき事柄を説明する。

(理事)

従来から、大きく分けて、発信型、受信型があり、テキストの訳読やテープを聴く、オーラルなどでの授業を行ってきたが、様々な条件もあり、学生満足度が高まるということはなかったと考える。
そこで、昨年度から、学長の指導の下で、新しい改革組織を立ち上げ、読む、書く、聞く、話すということについて、単なる会話能力ではなく、アカデミックな会話、あるいは文系能力を備えたような教育ができるよう、現在具体策を検討中である。

(委員)

私立大ではAO入試があり、事前に受験勉強をするような形ではなく、例えば、関連分野に関して、試験官と質疑応答をするような方式を取っている。センター試験ではあまり点数がとれないような学生でも、優秀な学生は合格することができる。
英語に関しては、例えば立命館大学では、7000人~8000人について、一斉にプレースメントテストをやり、そこから能力に応じてクラス分けをし、上位 の者に対しては、特別な授業を行っていくというふうに聞いている。どのようにすれば、学生の能力に合わせた英語教育ができるかということが重要だと思う。

また留学制度や、交換留学制度など、学生に対してそれぞれに合った制度、機会をどれだけ大学が提供できるかによって、学生が伸びるか伸びないかにつながっていくのではないか。

(理事)

本 学でも、様々な大学の英語教育の実態について調査を行った。それぞれの大学の入試制度との連関等については、必ずしも十分な分析ができていないが、今のよ うなお話については、今後十分に考えさせていただきたいと思う。なお、プレースメントテストは、19年度からは実施の方向で考えている。

(委員)

今まではなかったのか。

(理事長)

今 までは、英文の古典文学など、各英語教員の好みで教材を選考し、我々が学生のころに受けた教育に近い英語教育しかなされてこず、大学として英語教育をどう するかということについて考えてこなかった。これは大変遅れている英語教育の原因であるので、教員の意識改革を含めて、平成18年度中に改革準備を鋭意す すめていく。これは法人化とは直接の関係はないが、法人化の雰囲気によって可能になってきたと考えている。

(委員)

関連して、海外の大学との連携について伺いたい。これは、学生にとっても大いに刺激になる事柄で、語学力、専門教育、あるいはネットワークを広げるためにも、交換留学制度などがあれば、更にいいと思うので、力を入れていただきたい。

(理事長)

その部分については、資料の6の33ページ/47、国際貢献という項目をご覧いただきたい。
学生交流については、海外からの留学生は比較的多いが、本学から外国の大学へ入学するということは、これまであまりしっかりとした制度がなかった。今後は学生の海外派遣の仕組みを検討して、充実した制度化を図りたいと考えている。
また、昨年の9月に大阪市大の支援団体「学友会」が設置され、そこから学生の海外留学を支援するということをお申し出いただいている。学友会の支援も受けながら、海外留学、派遣について、いろんな形で検討したいと思う。

 

(委員)

今、少子化の問題もあり、大学は大変な競争社会に入っている。先日、関西の4大学の私大の方たちを、東京でプレゼンテーションするという事業のコーディネーションをさせていただいたが、やはり各大学とも特色を出してきているなと感じた。
また、神戸大学の経営評議会の委員もしているが、神戸大学も法人化を機に、大学としての特色を出そうとかなり特化したことを行っている。
大阪市大については、先ほど「都市」とおっしゃったが、私は市大の学生や大学に対して、実務能力が高く、即戦力になる人たちというイメージを持っている。 そういうことを前面に出してもいいのではないか。学生をどういう形で育てていくのかという能力をこれまで出せてこなかった。知識レベルの問題だけではな く、自立した人をどう育てていくのかということが大学の責務である。これは学部だけではなく、全体で取り組まなければならない。そういうことを逆に大きな 柱として、強調しもいいのではないか。
また、資料を出していただく際には、例えば他の公立大学と比較したときに、どういうポジションを市大が占めているのか、関西エリアで、私学も含めてどういうポジションにいるのか、ということが分かる資料をだしていただければありがたい。
経営という観点からすれば、ターゲットをどこにすべきかということが議論できるような資料があれば、これから少し意見が言いやすくなるのではないかと思う。

(理事長)

確かにおっしゃるとおりである。次回からそういうふうにさせていただくとともに、次回は少し先になるので、資料を作成して届けさせていただく。

(委員)

私は少しご努力を評価したいと思う。
独立行政法人になって、まだ13日。過去1年半に渡っていろいろご努力されている。特に資料8は、中期目標、中期計画、年度計画について今までいただいた 資料の中では最もはっきりと書いてあった。しかし、年度計画案を拝見すると、当然のことながら検討中が多い。中を見てみると、「実施する」というものが、 165項目あった。これから「検討する」というのが、60数個あった。パーセンテージで32%、1/3は検討するということになる。
市立大学は総合大学で、いろいろ難しいことがあると思うが、来年度の今頃に、検討中ということではちょっと通らないという感じ気がする。
ご参考までに、文部科学省の大学設置委員や、学校法人運営調査委員を務めた自分の経験を申し上げると、昔は、教員の増、施設の充実、カリキュラムの充実な どの基本的な部分だけで良かたが、少子高齢化に入り、大学存続が危ぶまれるようなところも出てきた。何を指導したらいいかと文部科学省に聞くが、文部科学 省も教えてくれない。自分なりの判断基準を申し上げると、サッカーで言えば、レッドカードを出すところが、現状認識を大学の学長をはじめとする大学の執行 部も、経営を担当される理事長以下の執行部もあやふやな大学で、これはE判定である。学長・理事をはじめ、執行部は大変よく現状を把握し、認識もしている が、その認識が教職員と共有されていない、という場合がD、イエローカードである。普通はそういうところは少なく、計画はみんな作る。しかし、計画をつく ると出来たような気になってしまう。これはイエローカードを出すか出さないかの境目になる。その次が計画を作って、一つでも実行している場合である。市立 大学の場合は、拝見する限り、A-である。しかし、3年後になお検討中であるとなると、話は別である。
また、大阪市立大学は総合大学であり、特色をだしていくというのは少し時間がかかると思うが、今後はやはりやっていく必要がある。関西における類似大学が少なくとも6つあり、その中でどう特色を出すか、ということにも絡んでくると思う。
それと、次回からは、資料はもう少し早めにお送り願いたい。

(理事長)

誠に申し訳ない。今後はこういう資料も少なくとも1週間以上前にお届けしたいと思う。
総合大学の、メリット、デメリットがいろいろあり、そういうなかで「都市」を特色として、重点的な支援をしていきたいと思っている。委員がおっしゃったような、学生の目から見てという点については、今後の検討課題とさせていただきたい。
本学の学生の能力は、入学時には一定以上であると考えているが、それが卒業時にどのようになっているかについてまだ検証できてない。本学は、かつては、バ ンカラ、あるいは、自由、進取、在野の精神というのが売りだったが、最近では、その言葉自体が死語になってきている。それに取って代わるような市大らしさ をどういうところに求めるのかということが、全学的な問題になってきていると思う。
委員からいただいたA-を、A0、A+にもっていくように、この2年、3年努力して、ご期待に沿えるようにしたいと思うので、今後ともご指導をよろしくお願いしたい。
中期計画、年度計画については、4月18日の大阪市公立大学法人評価委員会で審議いただいたうえで、大阪市に認可申請を行う予定である。年度計画については、中期計画の認可を受けた後、直ちに大阪市へ届出る予定である。

(5)平成18年度予算について

理事長から資料10について説明があり、原案どおり承認。

(6)経営に関する重要な規程の制定について

理事長から資料11について説明があり、原案どおり承認。

(7)公立大学法人大阪市立大学が徴収する料金の上限について

理事長から資料12について説明があり、特段に意見なく原案どおり承認。

3 閉会

*理事長から次回会議予定およびオープンキャンパスについて説明があった。

以上