公立大学法人大阪市立大学
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学長と学生(外国人留学生)との懇談会

学長と学生(外国人留学生)との懇談会01

平成25年2月5日(火)、西澤学長、桐山副学長、宮野副学長を囲んで、本学で学んでいる留学生のみなさんとの懇談会を行いました。これは、様々な国から本学に留学しているみなさんと、「留学の動機」「本学の印象」「将来への思い」などについて、忌憚なく語って頂くために企画したものです。

参加したのは、DÜSENBERG DENNISさん(ドイツ、文学部交換留学生)、靳 晟迪さん(中国、工学部4年)、EVEN EMILIEさん(フランス、理学研究科研究生)、孫 麗さん(中国、生活科学研究科前期博士1年)、裵 孝承さん(韓国、生活科学研究科後期博士3年)、MIRCHA ANTONさん(ロシア、創造都市研究科前期博士1年)の6名です。

最初に語ってくれたMIRCHA ANTONさんは、ジェンダー研究に興味があり、現在はワークライフバランスについて研究を重ねており将来的には社会に貢献したいと思い本学を選んだとのことでした。

裵 孝承さんは、自身の先輩が本学の大学院と交流があり、日本から来られた先生の講演やワークショップなどに参加したことがきっかけで本学を選んだのだそうです。

孫 麗さんは、高校生の時から栄養学に興味があり同じアジア圏で、栄養学に関して進んでいる国である日本を選びました。市大を選んだ理由は、知り合いに市大卒が多く、その人たちから市大の話を聞き、生活科学部の食品栄養学科にぜひ留学したいと思ったのだそうです。

DÜSENBERG DENNISさんは、ハンブルク大学の交換学生として日本に来ることになり、東京か大阪を選択する際に、大阪の雰囲気の方が自身に合っていると思い、大阪市大を選んだとのことでした。

靳 晟迪さんは、最初の筆記試験の時に、1号館の前で、とても大きな大学で良い大学だという印象を持ったのだそうです。
EVEN EMILIE
さんはフランスからの国費留学生で、2012年の10月より市大の理学研究科で川の中にある金属の研究をしているのだそうです。

学長と学生(外国人留学生)との懇談会03

こうした留学生のみなさんのエピソードは、住まいや食事のことなどの日常生活の身近なことにも及び、日本の野菜や果物の値段が高いことについて物価の高い日本でいかに工夫した生活を楽しんで送っているかや、勉強の合間をみて日本の文化に親しむなどプライベートを充実させている様子を語ってくれました。また、みなさんに共通していたのが、日本での勉強は大変だが、目的持って来日しているので、何事にも前向きに取り組んでいるとのこと。『今を大事に目標に向かって努力することで、少しずつでも成長している自分を感じられる』と話してくれたのが印象的でした。 さらに、今後に期待することとしては、本学の教職員や学生はフレンドリーだが、日本人の学生と留学生が交流する場は、思ったより少ないのが残念だったので、今後はそうした機会を増やしてほしいとの声が寄せられました。

学長からは、こうした声を聴き、「今後は大学としても留学生と日本人学生が学部、研究科の枠を超えて交流できるような場を作れるよう努力したい。また、多くの留学生が安心して日本での(本学での)留学ライフを充実できるようなサポート体制も検討していきたい」との話がありました。

そして、「大学の統合も将来的に予定されているが、国際交流を学術、教育の分野で大いに活性化していきたい。みなさんが母国に帰られてからもより一層ご活躍されることを、こころから祈念しています。そして、ぜひグローバルな視点を持ち続けていただき国際社会での活躍を期待しています。」と締めくくりました。

終わりに、留学生のみなさんそれぞれが、本学の130周年の際に発行した『大阪市立大学の歴史』の本に学長のサインをもらい、記念写真を撮り和やかな中に懇談会は終了しました。

懇談会に参加した留学生

氏名学部・研究科学年国籍
DÜSENBERG DENNIS 文学部 交換留学生 ドイツ
靳 晟迪 工学部 4年 中国
EVEN EMILIE 理学研究科 研究生 フランス
孫 麗 生活科学研究科 前期博士1年 中国
裵 孝承 生活科学研究科 後期博士3年 韓国
MIRCHA ANTON 創造都市研究科 前期博士1年 ロシア