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理学部化学科

化学科の 3 ポリシーと学修マップ

教育の特色と目標

理学部化学科は、前身となる理工学部時代を含めて70年を超える歴史と伝統がある学科です。少人数制による質の高い教育を特色として、これまでに教育・化学産業界に優れた人材を輩出してきました。科学の階層構造の中で、化学はザ・セントラルサイエンスと位置付けられ、自然科学だけでなく社会科学分野までを含む科学全体の発展を牽引し、未来社会の発展を導く学問分野です。化学科では、バランスのとれた化学教育を行うことによって、化学の知識を社会の発展に役立て、指導的役割を果たせる国際的人材や、自然現象を分子や物質レベルで解き明かし化学原理を探求しようとする、知的好奇心にあふれる人材の育成をめざします。

学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)

学士課程教育では、基本的教養と国際感覚を養うための学問を幅広く学ぶとともに、化学を含む理系学問の基礎を学びます。専門科目では化学の3つの柱である、物理化学、無機化学、有機化学をバランスよく学びます。講義と実験を通じて、化学を実践するための思考力と技術を修得し、より専門性の高い化学研究を遂行するための素養を身に着けます。所定の期間在学し、定められた単位を取得し、試験と卒業研究に合格した学生に学士の学位を授与します。そのために、以下の4項目に記された学修成果を修めることをめざします。

(知識・理解)

  • 自然現象や分子の成り立ちを分子・物質レベルから化学的に考えることができる。
  • 日本語や英語で専門書を読み、その内容を理解することができる。

(技能)

  • 化学の原理を理解し、実験を計画・遂行することができる。
  • 分子の構造と物性を分析し、解析することができる。
  • 専門的化学情報を効果的に収集・分析することができる。
  • 化学的な知見と内容を正しく他者に伝達し、コミュニケーションをとることができる。

(実践的姿勢)

  • 化学の知識を人間社会の発展に生かし、貢献することができる。
  • 知的好奇心をもって新しい化学を探求することができる。
  • 他者と協調して行動することができ、必要に応じてリーダーシップをとることができる。

(統合的な学修経験と創造的思考力)

  • 物理化学・無機化学・有機化学の知識を統合し、自ら課題を設定し、さまざまな角度から検証する手段と方法を思索・立案することができる。

教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)

4年間の全学共通教育と化学科カリキュラムマップに示す専門教育を通じて、化学の専門知識・概念を涵養します。

  1. 全学のカリキュラム・ポリシーに沿って、また理学部化学科が定める履修規程にしたがって、全学共通教育科目の中から講義科目を選択し、受講します。これにより、豊かな人間性と社会性と国際社会で通用する語学力を身に着けるとともに、人間・地域・社会・自然に対する理解を深め、広い科学的視野から化学を探求する基礎力を修得します。
  2. 化学に関する専門知識・概念を涵養するために、物理化学、無機化学、有機化学の専門講義をバランスよく履修します。
  3. 化学実験を実践するために必要な専門的技術を修得するために、基礎化学実験・化学実験を履修します。
  4. 化学知識の活用能力、論理的思考力、課題探求力、問題解決力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身に着けるために、また、研究を通じて課題・問題点を論理的に分析し、その解決方法を見出す力を養うために、4年次の特別研究において最先端の化学研究を遂行し、研究成果を卒業論文にまとめ発表します。

化学科学習マップ

向学心旺盛で、化学の専門知識・概念を科学・産業・文化・社会の発展に役立てたいと考えている人や、自然現象を化学的に解明したいという知的好奇心をもった人を広く受け入れます。次の指針を理解した上で、国内外の高等学校、短期大学、高等専門学校での学びを深め、知識を広めることを期待します。

  1. 一般入試、推薦入試では高等学校教育課程で習熟が必須とされる基礎学力を確認します。
  2. 編入学では、化学科3回生の講義科目を受講しうる基礎学力を備えていることを確認します。
  3. 一般入試(後期)、推薦入試、編入学では面接または口頭試問を行うことで、学びへの意欲や主体性を確認します。
  4. 私費外国人留学生入試では高等学校教育課程で習熟が必須とされる基礎学力ならびに日本語の読解力と聴解力を確認します。
  5. 本学の全学共通教育に対応できる学力を備えていることを確認します。
  6. 化学科のアドミッション・ポリシーに示す資質を備えていることを確認します。

新入生向けカリキュラム紹介メッセージ

次世代のニーズに合った質の高い教育を実践

本学の化学科には、大きく分けて「物理化学系」「有機化学系」「無機化学系」の 3 つの研究分野があります。学生とマンツーマンで、質の高い教育と、最先端の研究に当たっています。長年培われてきたこの教育の特微は、広く学会や社会からも高く評価されています。また、各研究室での研究を行う際に必要な設備も充実しており、共同利用施設である分析室には自由に使える超伝導 NMR 装置、質量分析装置、自動 X 線構造解析装置などが完備しています。化学を学び、その研究を志す君たちにとって、恵まれた教育環境にあります。

卒業生の過半数が大学院へ進学し、より高度な学問を習得した人材として社会で活躍しています。最近の民間企業では、多様化した社会ニーズに対応できる人材として、化学の基礎を積んだ理学部出身の学生を広く求めています。特に、高度な学問と研究を積んだ大学院生の入社を歓迎しています。各企業の研究部門や製造部門の他、大学や国公立研究機関で数多くの卒業生が活躍しています。また、卒業生の中には、中学校、高等学校の教員として活躍している人も多くいます。広範囲の科学知識と化学の専門知識によって、学生の多様な好奇心を満たし理科教育のすそ野を支えています。