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理学部数学科

数学科の 3 ポリシーと学修マップ

教育の特色と目標

自然界のいたるところに数理的な構造が潜んでいます。それらを発見し更にその仕組みを解明しようとする営みによって、数学は成長し現在の姿になりました。理学部数学科は、少人数制教育を特色として、現代数学の基礎概念の修得を主たる目標とした教育を行います。次のような人材の育成を目指します。

  • 数学の最先端に連なる基礎学力を備え、伸びやかな発想で社会に貢献できる人材
  • 中学・高校教員などの数学科教育職はもちろん、実際に数学力を必要とする幅広い分野の民間企業や各省庁および地方公共団体などで活躍できる人材
  • 大学院に進学し、数学研究所と連携して国際的に活躍する研究者を目指す人材

学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)

数学の考え方を基軸とし全学共通教育科目の習得により深めた教養をふまえ、現代数学の基礎概念を修得し、さまざまな問題に対処できる論理的な能力を身につけた学生に学位を授与します。所定の卒業単位数 130 以上を修得することが必要です。

教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)

現代数学の基礎概念を修得し、さまざまな問題に対処できる論理的な能力を身につけるため、専門科目(講義・演習)が基礎から先端まで体系化されたカリキュラムを提供します。
物事を根本から論理的に考察する作業や、相手に分かりやすい説明を工夫する訓練は、将来さまざまな問題に直面した際に必ずや助けとなるでしょう。一方で、自然科学一般や人間や社会などへの興味を深め、学び方そのものを自分自身でつかむということは大切な経験です。そのために全学共通教育科目の履修を課します。
国際化の傾向が強くなっている現在、語学力の習得は必須です。語学力を基に外国文化への関心と理解を深めるために、外国語教育にも力を入れます。
数学は、とりわけ「積み上げ式」の性格の強い学問です。1 年次に専門教育科目 (数学要論 A・B、数学基礎演習 Ⅰ・Ⅱ) を積み上げの出発点として提供しています。そのため、これらの科目の単位取得は、2 年次から 3 年次への進級条件の一つとなっています。4 年次には特別研究(卒業研究)により、自らが課題を発見し、問題を解決し、得られた成果を表現する能力を養います。
それぞれの講義科目の関係については、下図の「数学科カリキュラムマップ」を参照してください。

数学科学習マップ

注意!緑色内の科目と、それらに付随する演習科目 (数学基礎演習Ⅰ・Ⅱ、代数学Ⅰ演習、解析学Ⅰ演習) が必修です。それぞれの配当年次またはその翌年次に単位を取得しないと (つまり 2 年続けて不合格だと) 4 年間で卒業できなくなるので注意してください。
- 詳しくは、理学部履修概要の数学科 の項に、所定単位数などが記載されています -

入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)

求める学生像

  • 数学のアイデアに感動し、さらに深く探りたいと思っている人
  • 定理や公式の証明あるいはこれらを使った計算を、よりよく理解したいと願っている人
  • 過去に分からないままだった数学の内容について、疑問を抱き、粘り強く考えたい人
  • さまざまな科学のなかで用いられる数理的な方法や捉え方に関心のある人
  • 数学のなかに現れる言葉 (概念) や論理のもつ特有の普遍性や美しさが好きな人

入学者選抜の基本方針
一般入試(前期日程・後期日程)において次を確認します。

  1. 前期日程では、大学入試センター試験で高等学校教育段階において目指す基礎学力を総合的に確認し、個別学力試験で理学部数学科での学修に対応できる能力を確認します。
  2. 後期日程では、大学入試センター試験で高等学校教育段階において目指す基礎学力を数学と外国語に特化して確認し、個別学力試験で理学部数学科での学修に十分対応できるよう高等学校教育課程までの数学について高度に習熟していることを確認します。
  3. 本学の全学共通教育に十分対応できる能力を備えていることについて、一般入試で課している大学入試センター試験では、題意を的確に読み取り解答を見出すための判断力と思考力を確認します。個別学力試験においては、より複雑な問題の題意を正確に把握する理解力、自らの力で解答への道筋を発見する思考力、解答を論理的に記述する表現力を確認します。

私費外国人留学生入試では、日本留学試験と個別学力検査等により、高等学校教育課程で習熟が必須とされる基礎学力ならびに日本語の読解力と聴解力を確認します。

新入生向けカリキュラム紹介メッセージ

次世代のニーズに合った質の高い教育を実践

  • 数学の習得には時間がかかることも多く、とくに抽象的な概念には時間をかけて慣れていくことが大切で、すぐに分からなくても当然です。
  • 教員免許を取るためには、教職科目の履修が必要で、そのうちの幾つかの科目では学生掲示板にて実習日時などの情報が、随時、周知されるので注意して下さい。
  • 数学で疑問に思ったことは教員に遠慮なく質問して下さい。
  • 学生生活を手助けするために学年ごとに担任の教員をおいています。
  • 数学科の専門教育科目のほとんどに、それぞれ演習科目が付いています。これらの演習の授業を利用して、失敗をおそれず積極的に発表して下さい。むしろ失敗から多くのことを学べます。
  • 演習問題がすぐに解けなくても、解こうと忍耐強く考えつづけること自体が (目には見えないけれど) 勉強になっています。
  • 意欲的な学生には上位学年の科目の履修が認められることがあります (ただし、科目数には制限があります) 。
  • 中学・高校教員となった場合、最先端の数学研究へと連なる数学を学んだことは、生徒たちにとても良い刺激と将来への見通しを提供できるでしょう。