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語学研修レポート(中国 上海師範大学)

法学研究科後期博士課程  西川 哲矢

今回の留学では、上海市から奨学金を受け上海師範大学にて1ヶ月の研修を受けました。生活費が支給され、授業料、寮費等も免除されました。参加者は、本学の他、大阪府立大学、長崎県立大学、横浜市立大学、そして、大阪市、大阪府、長崎県、横浜市の職員も参加し、計18名での研修でした。

研修内容は、月曜日から金曜日まで午前は語学の授業が2コマ、午後は課外授業(文化講座、見学)という構成で、土曜も1日がかりでの見学(上海万博見学など)があり、休日は日曜日のみで、非常に密度の高いスケジュールでした。

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書道の授業

語学の授業では、最初に口頭での会話テストが実施され、その結果によって、2クラス〈A班、B班〉に分かれて授業をうけました。初級者の方のクラスでは日本語ができる講師が担当し、もう一方の中級以上のクラスではすべて中国語で行われました。今回の参加者の語学学習の経験は様々であり、大学での講義も受けたことの無い人もいれば1年程度の留学経験のある人もいて、教え教えられるという関係で、互いに留学生活を乗り越えていけたように思います。私は、一定程度勉強していたので、後者のクラスに割りふられましたが、最初は講師の話をきちんと聞き取ることができず苦労しました。しかし、研修も終わりになってくると大分聞き取れるようになり、うまく答えられない場合でもなんとかして意志を伝えようとしました。そうすると、相手の方もきちんと話を聞こうとしてくれます。伝える意志がやはり重要だなと思いました。

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上海万博

今回の研修では、様々な課外講座が用意され、研究者〈茶の歴史、演劇の日中比較〉や、武術や書道の講師など、刺激的な講座を提供していただいたと思います。中には日本へ留学された講師もおられ、いくつか質問もすることができました。また見学では、当時上海万博開催中ということもあり、万博の参観もプログラムに組み込まれました。なかなか海外で開かれる万博に行く機会というのも滅多にないものであるので、よい経験でした。

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上海市民家庭訪問 吴霞琴さん宅にて

また、上海市民家庭訪問もあり、数グループに分かれて、それぞれのグループごとに御家庭に半日ほどお邪魔をさせていたただきました。私のグループは、吴霞琴さん(写真前方、右から2人目)という、上海師範大学で教授をされている方のお宅でした。日本にも留学されたこともある、日本語が非常に堪能な方です。昼過ぎ頃に伺って、しばらく雑談した後、夕食をふるまっていただきました。教授ご自身の日本との関わりあいやこれまでの人生について沢山のお話を拝聴し、私は、教授がこれまでの日本との関わり合いを大事にされてきたことに大変感銘を受けました。

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中国の友人(中央)とともに

最後の修了式には、研修の成果として、中国語での作文の発表、中国の歌、中国の早口言葉などを皆の前で発表しました。これは、もちろん講師の先生が企画したものでしたので、私たちの方からも何かお礼をしようと思い、発表会の最後に、みんなで日本の歌を歌った後で花束を贈呈しました。非常に喜んで頂いて、こちらとしても悦ばしかったです。

今回の研修では、自由時間が十分にとれなかったのですが、それでも友人と街へ出掛けたりできましたし、日本語を勉強したいという中国の友人もできました。外国で過ごすというのは苦労も多いので、それだけでエネルギーがいるものですが、その分、得るものも大きいと思います。普段、日本で暮らしていて「当たり前」と何気なく思っていることでも、外国では「当たり前でない」ということに気づくことがあります。そう気づいた上で日本に帰ってくると、日本での日常もまた違って見えるでしょう。そういった意味で留学というのは非常に刺激的で面白いものだと思います。皆さんも、どこの国でも良いので、留学をしてみてはいかがでしょうか