公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

2012年度語学研修レポート(英国 シェフィールド大学)

文学部2回生

私はイギリスのシェフィールド大学の短期語学研修に参加させていただきました。理由としては、自身が英米文化コースであったことからゆかりの深いイギリスを選択し、そしてなによりイギリスでの長期語学研修をこれから考えていることから、いわゆるお試しのような感覚で参加させていただきました。

シェフィールド大学での授業は午前に2コマ語学の授業があり、休憩を挟んで午後にoptional lessonという選択科目が1コマという感じです。

午前においては15人程の小規模クラスで、クラスメイトと決められたテーマについてのdiscussionが基本でした。しかしながらdiscussionといっても最初は先生が簡単なテーマに設定してくれるのでストレスなく楽しんで受けることができます。ゲームを取り入れてくれる時もありました。

午後はいろんな授業があり、私の場合は世界の税制度について話したりとなかなか難しく、選ぶ教科でかなり難易度がかわるようでした。

授業を総括して感じた事はクラスメイトの語学力の高さ。基本的に中国、韓国の方が多かったのですがかなりspeaking能力が高かったです。おかげで自身のモチベーションもあがります。また思った事は語学学校に通う学生は英語が母語でない分話すスピードが比較的遅く、また文法を守ろうとするので話しやすいということ。おかげで友達が簡単にできます。また世界で共通してfacebookは普及しているようでたくさんの友達と日本に帰ってきてからも連絡をとりあっています。

今回ホームステイさせていただいたのですが、夫婦2人暮らしと聞いていたのにいきなり親戚がいっぱいいてびっくりということもありました。賑やかにしてくれようと親戚を呼んでくれる場合もあるらしく賑やかに歌ったりして晩ご飯を共にしました。食事は基本18時頃で少し早かったですが、いつもおいしい料理でなんの不満もありませんでした。しかしやはり1回1回量が多いので嫌いな物が出てきたら一旦試してから嫌いとはっきり伝えないと大変です。用意は手伝うと言ったのですが奥さん1人で作るスタンスの家庭だったので洗い物だけやらせてもらいました。週末に植物園に連れて行ってもらったり研修前に送った私の好みなどをしっかり見てくれていたらしく楽しく過ごす事ができました。

学校がない日などは泊まりがけで小旅行などにもいきました。自身で切符からホテルまで、全てを手配しないといけないのでこれは語学力ともに現地の生活力が身に付いたと思います。私の場合はシェフィールド内から、湖水地方、ヨーク、オックスフォード、ロンドン、リヴァプール、チェスター....とかなりたくさんの街を回りました。現地現地でその土地の話し方から家の特徴まで変わっておりかなり良い経験になったと思います。また小旅行しなかった時はパブでサッカー観戦をして楽しんだりもしました。本当に楽しみの尽きない国です。

 湖水地方1.jpg

(湖水地方)

リバプール1.jpg

(リバプール)

最後に、イギリスにいって思った事はやはり人が優しいと言う事でした。自身のなかでイギリスはクールといったイメージが強かったので少し心配していました。私はそんなに世界各国を回った事がある訳ではありませんが行った国の中でもイギリスは礼儀正しく優しい人が多かった印象をうけました。もちろんどこの国にもあるように田舎と都会で人の動く速さが違います。シェフィールドは割とおっとりした街であったことも若干関係するでしょうが道に迷ってしまったり終バスを逃してしまった時、街の人にきけば皆親身に教えてくれました。その点でも研修生に優しい国だったと思います。またよく言われるのがイギリスのご飯。私としては美味しかったです。ジャガイモを使った料理が基本的に多かったですがカフェも充実していましたし、食事に困る事はなく逆に太ることを気にしてしまったぐらいでした。

語学力に関してはやはり学校にいくと論理的なspeaking能力が、またhomestay先では日常会話能力があがったと思います。特に私の場合はhearingがあがったと思います。完璧とまでは行きませんが帰る頃になにを言っているのか大体わかるようになりました。これは小旅行などで契約内容など重要事項を聞きのがさまいと必死であったことや友達、hostfamilyとの会話から自然と身に付いたのかなと思っています。短時間でここまでの飛躍があるので本当にいってよかったと思いました。