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教育・学生生活

2014年度語学留学レポート(オックスフォード大学ハートフォードカレッジ)

文学部 3回生 宮原小夜

今回のオックスフォード語学研修では、学習面と生活面の両方において貴重な体験をすることができました。

授業では、都市の計画や経済についてなど、普段学んでいる分野とは違うことを学ぶことができ、知識と興味の幅が広がりました。イギリスの都市計画のアプローチの仕方や経済が抱える問題などが日本とは異なっており、イギリスの歴史や現状と絡めながら学習することができおもしろかったです。特に、現在駐車場として使用されている場所を実際に訪れ、よりよい都市にするにはこの土地を何に変えればいいかを考える授業が印象的でした。他にも、英語を媒体としてリーダーシップやプレゼンテーションのスキルを学び、日本でも活用できる多くの力を身につけることができました。

先生方や毎日私達のお世話をしてくださったRAの方々とのコミュニケーションの時間も忘れられないものとなりました。名前の話をしたことが特に印象に残っています。イギリスの人々にとっては、同じ読み方でも漢字によって意味が異なる日本人の名前が興味深かったようです。自分の名前の意味や由来を英語で説明するのはかなり困難でしたが、日本独自の文化を理解してもらうことができおもしろかったです。また授業が始まる前に早めに教室に行き、先生方ともできるだけ多く会話をするように努力しました。

パブ
   RAとActivityで訪れたパブ

休日には一人でグロスターというオックスフォードから少し離れた街に出かけました。大勢で楽しむ休日もいいですが、誰にも頼らないで自分で電車を調べたり、周りの人に道を聞いたりしながら目的地まで行くのはワクワクし、とても鍛えられました。現地の人とも言葉を交わしたりすることができ、大きな自信につながりました。

グロスターの街並み
  グロスターの街並み 

研修の3週間毎日続けていたことが2つありました。1つ目は毎朝散歩をすることです。はじめは生活習慣を狂わせないようにと思って始めたのですが、オックスフォードの朝の町並みは建物がきれいで空気も澄んでおりとても気持ちが良かったです。2つ目は英語で日記を書くことです。日々のさまざまな経験を毎晩振り返ることができ、さらに自分の書きたいことを文字に起こすことで徐々に英語を書く力も上達しました。どちらも研修に必須なことではないですが、継続することの重要さを楽しみながら感じることができました。
 散歩風景
       朝の散歩風景

英語という言語の学習ももちろんですが、英語を通してイギリスの生活や文化に触れることができたのが自分の中で大きな収穫になりました。3週間という期間はあっという間でしたが、とても内容の濃い時間を過ごすことができ、今までで最も価値のある経験となりました。