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教育・学生生活

2014年度語学留学レポート(ドイツ ハンブルク大学)

文学部3回生 長谷涼美

私は8月1日~8月31日まで、ドイツのハンブルク大学で開催されるサマースクールに参加してきました。授業の様子や生活について1ヶ月間の体験を紹介します。

まず初めに授業についてです。

<授業、テストについて>
私はグループ6で授業を受けていました。10時~12時45分まで、間に30分休憩を挟んで授業を行っていました。ネイティブの先生の授業でしたが、話すスピードはそれほど速くはなかったです。しかし、「受動態」や「形容詞」などの文法用語をドイツ語で説明されるので、始めのうちはどの文法を説明されているのかわかるのに苦労しました。授業はショッピングや旅行の手配といった状況にあわせてダイアログを作ったりすることが中心で、実生活に直結するものだったのでとてもよかったです。主に韓国、台湾出身の学生中心のクラスでしたが、皆フレンドリーでペアワークや発表の時も一生懸命こちらのドイツ語を理解してくれました。日本人が消極的になりがちな反面、韓国、台湾の学生さんは積極的に発言するので、その積極性に後押しされて少しずつ授業中に発言できるようになりました。わからないところは質問すれば先生が丁寧に答えてくれますし、わからない箇所はチューターさんとの授業で解決できるので安心でした。文法は日本で一通り習っているものをもう一度勉強するので、サマースクールの前に少しでも教科書を一通り復習しておく方が良いです。

テストは私のクラスではダイアログの作成をペアで口頭で行うテストと、文法事項のおさらいテストの二種類がありました。普段からチューターさんとダイアログの練習、文法事項を復習しておけば大丈夫です。

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(大学の講堂)


<日本語補講について>
グループ6、グループ7の日本人学生が合同で受けました。9時~10時までの一時間の授業で、文法の復習をメインに習いました。前日にならった文法事項を復習できるだけでなく、週末の前には先生がオススメの観光スポットを教えてくださったり、ハンブルクやドイツに関する基本事項も教えてもらえたりしました。グループ6と7を合わせても日本人学生が6人しかいなかったので、発言する機会が多く、話す練習にもなって私は良かったと思います。

<チューター制度について>
14時~16時までチューターさんと宿題や会話ができる時間があります。チューターさんには授業でわからないところから寮生活まで様々な面で助けてもらいました。自分でもまさかこれほど仲良くなれるとは思っていなかったので驚いています。始めは話すスピードの速さについていけず、なかなか話ができませんでした。それでも宿題をやったり、一緒にハンブルク観光に行ったりするうちに少しずつ話せるようになりました。向こうもこちらの拙いドイツ語を理解してくれて、わかりにくいところは簡単なドイツ語で話してくれるのでありがたかったです。日本語を使う機会はほぼゼロで、一日2時間みっちりドイツ語を聞き、話す練習ができるのはとても良かったです。

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(チューターさんと食事)

次は生活面についてご紹介します。

<寮について>
私は同じグループ6の女の子3人と同じ寮で、「Rudolf Laun Haus」という名前の寮でした。大学までバス一本で約20分で通える距離で、近くにスーパーが何軒もあり、特に困ったことはありませんでした。寮はキッチン、シャワー室が部屋と完全に分かれていました。一人部屋にはベッド、棚、クローゼット、勉強机があり、部屋もきれいでした。洗濯機は地下に6台、乾燥機が2台ありますが、一回2ユーロかかるので部屋で洗っていました。部屋には洗濯物を干すような場所はなかったので、100均で買った洗濯干しロープ(ロープを掛ける場所がなく、ドアノブにひっかけていました)やハンガーを使って干していました。部屋は乾燥していて、のども痛くなるので部屋干しすることをオススメします。食器類は部屋に備え付けのものがあったのであり、それを使っていたので、食器類を買う必要はありませんでした。

部屋は快適でしたが、キッチンは共同で使うため食器がそのまま置かれていたり、ごみが捨てられないまま残っている所もあったので、少し不衛生なところもありました。シャワー室にはシャワーが2個あるのですが、シャンプー類を置く棚もなく、また男女別に分かれていなかったので、友達と時間を合わせて占領して使うようにしていました。寮で共同生活をしているぶん、私は一か月の間にゴミ捨て当番とオーブンの掃除係が回ってきました。ごみ袋の場所や掃除の仕方など全く説明はありませんでしたが、同じ寮の人が親切に教えてくれたので助かりました。ごみ袋はキッチンのそうじ道具、洗剤などが入っている棚にあり、黄色がプラスチック用、灰色が生ごみ用で、袋がいっぱいになると外のごみ捨て場に捨てに行く、というスタイルでした。
また、寮を出るときに簡単なルームチェックがあるので、床や窓をふくための雑巾またはクリーナーを持って行っておくと、掃除がしやすくなるので便利です。

<食事について>
主にみんなでお金を出し合って自炊していました。近くに「Rewe」という安いスーパーがあり、22時まであいているのでそこを利用していました。4人で朝食と夕食を合わせて一週間で10ユーロいかないくらいでした。お昼は学生食堂を利用して安めにすませていました。外食を頻繁にしない限り、食事面で心配することはないと思います。もしフィッシュマルクトに行く機会が早めにあるなら、そこで安く大量に魚や野菜が買えるので、そこを利用するのもいいと思います。野菜、果物、パン類は本当に安いので食費もさほどかかりませんでした。スーパーだけでなく一般のお店にもあてはまることですが、平日は18時から19時には閉店し、日曜日は中央駅のスーパーや店舗以外しまってしまうので注意が必要です。

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(フィッシュマルクト(市場))

<全体の日程について>
平日は学校が9時から16時まであり、土曜日も大学の遠足などで埋まっていたため、実際に自由に行動できたのは日曜日だけでした。週末は安く鉄道が利用できるので(週末乗車券44ユーロ 5人まで使用可)、4~5人でどこかへ遠出することが多かったです。ただ、サマースクール後半になってくると疲れもたまってくるので、日曜日は寮の近くでブラブラするだけで休憩する日にしてもいと思います。特に日曜日は観光地でもお店が閉まっていることが多く、せっかく観光に行っても買い物ができなかったりしました。博物館やその他施設も18時ころには閉まるものが多いので、あらかじめ閉館時間等を調べてからいくことをオススメします。

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(ハンブルクの遊園地)

<その他(服装、通信手段、ホテル予約)>
ハンブルクは8月の後半から気温が一気に下がって、最高気温が20度前後になったりします。夜と朝は気温がより下がって寒いくらいです。そのため服装には気を付けておいたほうがいいです。秋~冬用の厚めのパーカーまたはカーディガンを1枚持って行くようにしてください。服装も秋物メインに、長そで・長ズボンを持って行くことをオススメします。Tシャツを1~2枚入れておけば暑いときに着れますし、重ね着できる服装を持って行くと便利だと思います。靴はスニーカー、ビーチサンダル(シャワー室用)を持って行っておくと便利です。

Wi-Fiですが、私はグローバルWi-Fiというルーターを借りて持って行っていました。空港で受け取り・返却可能で、これを持って行けばどこでもWi-Fiが使えるので便利です。また、どこでも使える変換プラグや充電器もついているのでオススメです。

サマースクール終了後のホテルや鉄道・飛行機の手配は現地でもできますが、手配するのに苦戦しました。うまくこちらの要望を伝えきれず微妙な形で移動手段の手配を済ませてしまいました。そのためホテルや移動手段の手配は日本で済ませたほうがいいと私は感じました。多少お金はかかりますが、旅行前にあたふたするよりも、あらかじめホテルの予約等を済ませておいたほうが安心できます。もし現地でホテルの予約をするときはチューターさんに協力してもらうか、「booking.com」というサイトからもホテルの予約ができます。鉄道はweb上からも予約ができます。
(Webでの早期予約割引があります。事前予約ICEハンブルク~ミュンヘン 110ユーロ→当日券147ユーロ)※2014年8月31日現在

<最後に>
一か月間ドイツ語と直に触れ合える機会ができたことはとても貴重な体験でした。クラスの子とコミュニケーションをとるにもドイツ語が必要で、授業も朝から16時まであるので寮に帰るとくたくたになってしまいました。それでもチューターさんと会話が弾むようになり、授業の内容がわかるようになってくるとだんだん楽しくなってきました。このサマースクールを体験して、ドイツという国への興味がより一層深まっただけではなく、外国から見る客観的な日本の姿というものが少しずつ見えてきた気がします。食事の用意や洗濯物まですべて自分でしなくてはならなかったので大変ですが、同じ寮の子と協力しながら自律して生活する大切さを学ぶことができました。勉強するだけでなく、一緒に学ぶ台湾、韓国の子と友達になれたり、チューターさんと一緒に過ごす時間がたくさんあるので、楽しい思い出になりました。

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  (お別れパーティー)  (グループ6のみんなと)