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水痘(みずぼうそう)が流行しています

2010年04月06日掲載

教育・学生

水痘(みずぼうそう)は、「水痘―帯状疱疹ウィルス」による感染症です。伝染力は、はしかについで強く、幼少時に感染した人が多い病気ですが、まれに成人でもかかることがあります。

水痘(みずぼうそう)とは??

ウィルスの特徴

  • 感染力が強く、不顕性感染(症状がでない場合)は少ないといわれています
  • 一度かかると、生涯免疫を獲得するといわれています

感染経路

  • ウィルスを含む飛沫による飛沫感染
  • 空気中に飛散するウィルスを一定量以上吸い込んだことにより発症する空気感染
  • 痂皮(かさぶた)になっていない皮膚症状からの接触感染

潜伏期間

  • 平均14日
  • 発症(発疹が出現する)の1~2日前から、他人への伝染力があるといわれています

症状

(潜伏期)

  • 発疹があらわれる1~2日前から、だるさがあらわれ、微熱から発熱へと移行することが多くみらます

(水痘期)

  • 発疹は、紅斑(紅色の斑点)から始まり、2~3日のうちに、水疱(みずぶくれ)→膿疱(みずぶくれに膿がたまる)→痂皮(かさぶた)と、変化してきます
  • さまざまな状態の発疹が混在するのが特徴です
  • すべての発疹が痂皮(かさぶた)になった時に治癒したとみなされます
  • 7日程度で治癒するといわれています

治療

  • 早期に治療を開始すると症状が軽くおさえられる場合もあります。その場合は、抗ウィルス剤を内服することになりますが、医師の指示に従ってください
  • 対症療法として、軟膏を使用します
  • 発熱している場合は、アスピリンを使用せず、必ず医師の指示に従ってください

感染を予防するには??

  • 水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)接種が予防の第一選択です。
  • 大学生の場合は、まず自分が水痘に罹ったことがあるか、保護者に確認してください。

注意事項

  • 水痘は「学校保健安全法」の「第2類学校感染症」に指定されています。もし、罹ってしまった場合は、医師の許可があるまで登校できません。

発疹などで、「みずぼうそうかな?」と思ったら、登校せずに、受診して下さい。