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JICA技術研修が終了しました

2010年08月05日掲載

研究・産学

国際協力機構(JICA)大阪国際センターからの委託を受け、平成22年5月31日(月)から大阪市立大学で実施してきた「太陽光エネルギー発電技術および利用技術コース」が8月2日(月)をもって無事終了しました。

 

最終日には研修生の皆さんが、これまでの研修で得られた成果を報告会で発表しました。その後、JICA大阪国際センターならびに大阪市の国際プロモーション担当からの来賓を迎え、本学からは研修講師を務めた工学研究科の教授陣とティーチングアシスタント(TA)を務めた大学院生達が出席するなかで、高原記念館にて修了式が行われました。

 

修了式では、厳かな雰囲気の下、緒方貞子JICA理事長名の修了書の授与が行われ、研修生を代表してZehir Fatih Ozturkさん(トルコ)から感謝の意を込めて答辞が述べられました。スピーチの途中でFatihさんが感極まったように言葉につまる場面もあり、この技術研修が研修生の皆さんにとって意義深く実りの多いものであったことがひしひしと感じられました。
その後の田中記念館での大阪市立大学主催の歓送会では、本学の西澤良記学長、桐山孝信副学長、宮野道雄副学長も加わり、JICA研修に携わった方々と共に、これまでの研修での思い出などを語り合い、研修生の皆さんとの別れを惜しみました。

 

研修生の皆さんの太陽光発電技術および再生可能エネルギー分野での今後の活躍を期待しています。

研修を終えて

Zehir Fatih Ozturkさん(トルコ)
―帰国後の研修成果の活用について
私は大学教員なので、ここで学んだこと全てを、自分がかかわる太陽光エネルギーに関する授業に反映していきたいと思っています。特に「授業をシンプルな構成にする」という点が、最も大きな変化になるだろうと思います。現在のトルコの大学での授業はとても複雑で、学生が混乱している様子もよく見られるのですが、この研修で、「シンプル イズ ザベスト」を意識して授業を構成することが、わかりやすい授業を作る上で大切だと気付きました。

Mohamed Della Krauhaiさん(アルジェリア)
―研修の講師を務めた工学研究科の教授陣について
講師の皆さんはとても優しく、技術的なレベルが非常に高かったと思います。太陽光エネルギーについての知識や技術を惜しみなく私たちに与えてくれたことに対して、とても感謝しています。
―帰国後の研修成果の活用について
私は来年から始まるJICAのプロジェクトを担当することに決まっています。今回の研修で得た知識や技術を、このプロジェクトでしっかりと生かしたいと考えています。

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(左)修了証を受けとるRamiさん(於 高原記念館)
(中央)メッセージを聞く研修生の皆さん(左からMohamed、Amine、Ali、Fatih、Delanさん)
(右)研修生代表答辞(右端 感極まるFatihさん)

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(左)修了式を終えて記念撮影(於 高原記念館)
(中央)修了式後、TAを務めた大学院生からFawazさんへ記念品贈呈
(右)歓送会にて、FatihさんとTAの皆さん(於 田中記念館)

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