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中高生向けアプリ「生体運動マシナリー図鑑/ビデオ・アーカイブ」を公開

中高生向けアプリ「生体運動マシナリー図鑑/ビデオ・アーカイブ」を公開

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大阪市立大学 理学研究科の宮田真人(みやた まこと)教授が代表を務める文部科学省の新学術領域プロジェクト「運動超分子マシナリー*1が織りなす調和と多様性」は、平成26年7月25日(金)に、中高生をメインユーザーに想定したスマートフォン用アプリ:「生体運動マシナリー図鑑」ならびに「(同)ビデオ・アーカイブ」をリリースします。これらのアプリは、本プロジェクトのアウトリーチ**2(=研究成果公開)活動の一環として作成されたもので、最先端研究者52名が、最新の研究を基に微生物と細胞の動きをわかりやすく紹介するものです。研究者がアプリを用いて中高生に研究内容の紹介を行うのは、これまでに無い新しい試みです。多くの中高生が、魅力的な微生物の世界に親しむきっかけになることを期待しています。
◆用語解説
 *1 マシナリー:機構、仕組み。
 **2 アウトリーチ:研究者が研究結果を国民一般に知らしめること。

■「生体運動マシナリー図鑑」について
sumart140723-2.jpg 生物の動き方について、「原核生物(17種類)」「真核生物(20種類)」「タンパク質(22種類)」の3カテゴリに分け、①基本情報、②ビデオ、③説明、④出現場所、⑤メモ の項目について、研究者自らが愛情をもって描いた愉快なイラストと共に紹介しています。操作は シンプルで、項目ごとにタブ切り替えで簡単に閲覧できます。中身のほとんどは真面目な解説ですが、中には執筆者の個人的かつユニークな観察コメントが混じっていることもあります。
「可視化装置」のページでは、目に見えないほど小さい微生物の写真を撮ったり、研究するための実験装置を紹介しています。

■「ビデオ・アーカイブ」について
sumart140723-3.jpg 研究者が公開している最新の動画を集めたアーカイブを手軽に見ることができるツールです。
リストされている動画は研究の進捗に伴って常に更新されており、アクセス数ランキングや検索機能も付いています。生物だけでなく実験装置や研究の様子なども知ることができ、研究現場を身近に感じることができます。


■平成24年度 文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究

「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」について
本領域は、これまであまり研究されたことのない微生物などの動きに焦点を当て、それらを最終的には分子、あるいは原子のレベルまで理解することを目的としています。
詳しくは、 http://bunshi5.bio.nagoya-u.ac.jp/~mycmobile/index.php をご覧ください。

■アプリについて
 ◆ 企  画:新学術領域 「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」
 ◆ 制  作:株式会社 ファーストビット、月と六ペンス
 ◆ 生体運動マシナリー図鑑 主担当:    長崎大学 中山浩次、佐藤啓子
 ◆ ビデオ・アーカイブ 主担当:          東洋大学 伊藤政博
 ◆ 執 筆 者 :領域代表 宮田真人(大阪市立大学)他 総勢52名
 ◆ 制作期間:平成25年9月~平成26年7月
 ◆ 配  信:Google Playストア(図鑑のみ)およびApp Storeより
        平成26年7月25日から配信
 ◆ 価  格:無料
 ◆ 対応端末:AndroidOS 2.2以上(図鑑)、4.03以上(ビデオ)/iOS 6.0 以降


添付チラシ