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兵庫県立大学 防災教育研究センターと教育・研究に関する相互協力連携協定を締結

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 大阪市立大学 都市防災教育研究センターと兵庫県立大学 防災教育研究センターは、相互の連携を強化し、地域の安全と安心に資する地域密着型の防災・減災の教育研究拠点形成を目的とした連携協定を、平成28年9月26日(月)に締結しました。
 本協定締結により、都市を基盤とした「いのちを守る都市づくり」による災害知の社会実装を展開する“大阪市立大学 都市防災教育研究センター”と、阪神・淡路大震災からの復旧・復興など兵庫県が培ってきたノウハウ等を発展的に継承し、地域や社会に貢献できる人材の育成を目指した防災教育を推進する“兵庫県立大学 防災教育研究センター”は、文理融合の組織体制を以て、自然災害に対する防災・減災の研究・教育活動をより一層推進してまいります。また、地域密着型の防災・減災連携拠点を形成するとともに、コミュニティ防災力の促進強化を目指します。具体的には、コミュニティ防災教室の共同実施やワークブックの共同制作などに着手する予定です。

 ■本協定に基づく連携・協力内容は以下の通りです。
        1. 共同研究、防災・減災教育、人材交流、学術交流等の研究協力に関すること
        2. 地域振興に関すること
        3. 人材育成に関すること
        4. その他両機関が本協定の目的を達成するために必要と認めて合意した事項

関係者コメント

兵庫県立大学 防災教育研究センター長 室﨑 益輝
大規模な災害が続発する現代において、その被害を軽減するためにコミュニティの果たす役割は、ますます大きくなっています。そのコミュニティの防災力の向上を図るうえでは、住民だけではなく企業や学校など様々なセクターが連携することが欠かせません。その地域の連携の輪の中に、地域に密着する公立大学が積極的に入って行くことが求められます。大阪市立大学も兵庫県立大学も公立大学としてのその責務を自覚して、コミュニティ防災に積極的に関わり、優れた成果をあげてきています。今回、その両大学が連携し協働することで、大学の社会貢献と地域の防災力向上に一層の磨きがかかるものと期待されます。
大阪市立大学 都市防災教育研究センター所長 森 一彦
大阪市立大学都市防災教育研究センター(CERD)は2011年の東日本大震災を受けて専門分野横断の組織として立ち上げ、災害支援・復興支援、災害調査研究、防災・減災教育に取り組んでいます。国の災害対策基本法の改正や地区防災計画ガイドラインに示されているように、地区ごとの防災対策、コミュニティの防災教育が強く求められています。兵庫県立大学と大阪市立大学では、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の支援を受けながら公立大学防災センター連携に基づく防災教育プログラムの開発を進めています。これらの活動により、ひとたび想定を上回る大きな災害が発生しても、災害死ゼロを達成できるコミュニティづくりが広く普及することを願います。