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氷の花が咲く!シモバシラの氷柱を観測しました

 理学部附属植物園で、2018年1月13日(土)シモバシラ(シソ科・多年草)に氷柱(霜柱)ができる過程を観測しました。シモバシラは冬季、土から出ている茎の部分は枯れますが、根のある土中は暖かいので凍らずに水を吸い上げ続けます。それが茎を突き破り氷となり外部へ伸び茎の周囲に「氷柱(霜柱)」を形成します。 これがこの植物名「シモバシラ」の由来でもあります。

写真をクリックすると動画をご覧いただけます
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 シモバシラに発生する霜柱は「氷の花」とも呼ばれ、その様子から「シモバシラが咲かせる冬の花」ともいわれています。気温が低く、雨が降っていないなど条件が揃わないと観測できない現象です。また、シモバシラの茎の道管が凍る際に茎の構造が壊れてしまうため、完全に溶けてしまうと同じ株ではこの現象は起きづらいといわれています。