平成29年8月9日(水）、サンケイリビング新聞社の企画「子ども科学大学2017」の一環として、本学阿倍野キャンパスで「あつまれ！メディカルキッズ」と題した小学校低 年向け医療体験を実施しました。
　医療体験に参加したのは、約60倍もの高倍率を突破して参加枠を入手したラッキーな18名の小学生たちです。受付で子ども用の白衣を受け取り、医学部学舎内の中講義室へ。まず、小林 正宜 医師（総合診療センター）による「おいしゃさん」の説明、平田 真由美看護師による「かんごしさん」の説明が行われ、続いてスキルスシミュレーションセンターの奥 幸子さんからこの後の医療体験について写真を使った紹介がありました。事前学習を経て、いよいよ実習へ。グループに分かれ、医学部生リーダーの引率で隣のあべのメディックスビルへ移動します。

　保護者の皆さまと一緒に８階のスキルスシミュレーションセンターに到着した一行は、３つのグループに分かれ、「呼吸音聴診シミュレーター」「車いす体験」「ビーズを使っての腹腔鏡手術」についてそれぞれ体験学習を行いました。

　最後に、総合医学教育学の首藤 太一教授(下写真左）から本日のまとめと参加者および保護者の皆さまに向けたメッセージが送られ、記念写真を撮影しました。

　 参加した小学生からは、「夢の練習ができて嬉しいし、楽しかった」「聴診器でお母さんの背中をもしもしして、音がしてびっくりしました」「おなかの手術ビーズをつかむのがおもしろかったです。車いすを押すのがおもしろかったです」「お医者さんや看護師さんはこんなことをしているんだと とってもびっくりしました」などの感想をいただきました。
　また、保護者の方からは「実際の機械での体験で貴重な経験になりました」「今後、病気になったりした際に、さらに子供が先生の言うことをききそうです」「身近な生活の中で、病気を持つ方々やお年寄りを大切にする心を育てることになると思いました」といった感想をいただき、大変好評な体験企画となりました。

ご参考

【大阪市立大学医学部スキルスシミュレーションセンターとは】
各種シミュレーション器材を揃えた、医療現場等で役立つ様々な技術をトレーニングすることができる施設です。管理人が常駐し、いつでも器材を利用できる態勢を整えています。医療従事者や医学部の学生だけでなく、一般職員に対しても講習会を開き、危機管理意識を高めています。

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