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医学研究事業がAMEDに採択

2018年05月14日掲載

研究・産学

 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)による 平成30年度「再生医療実用化研究事業」の採択結果が2018年4月27日に発表され、本学医学研究科 障がい医学・再生医学寄附講座の新宅 治夫(しんたく はるお)特任教授を研究代表とするテーマが採択されました。

「低酸素性虚血性脳症に対する自己臍帯血幹細胞治療に関する研究」
 
概要:重症仮死の主因である低酸素性虚血性脳症(HIE)で出生した新生児にはこれまで低体温療法が用いられてきましたが、半数は重篤な後遺症が残っているのが現状です。本研究で行われる「自己臍帯血幹細胞治療」とは、HIEで出生した新生児に対し、自分の臍帯血から採取した幹細胞を出生後24時間ごとに3日間かけて点滴投与を行い、損傷した細胞や血管を再生させることで脳障害の回復を図ります。

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代表:医学研究科
特任教授 新宅 治夫

参考

新生児低酸素性虚血性脳症に対する自己臍帯血幹細胞治療 ―第Ⅰ相試験が終了、第Ⅱ相試験へ―(2017年2月23日掲載)
新生児低酸素性虚血性脳症に対する自己臍帯血幹細胞治療の国内第一例男児が元気に退院(2015年5月29日掲載)
低酸素性脳症の新生児へのさい帯血幹細胞治療 臨床研究を開始(2015年5月12日掲載)
・AMED 平成26年度開始課題 および成果報告
 【URL】http://www.amed.go.jp/program/houkoku_h27/0102007.html