平成28年12月13日大阪市立大学 第4回災害対策本部訓練報告
12月13日(火)、杉本キャンパスにおいて第4回災害対策本部訓練を実施しました。
毎年6月には、大規模地震など災害発生直後の初動活動である避難誘導や初期消火、救護などの訓練に全学的に取り組んでいますが、今回の訓練は、その後学内に留まることになった学生や地域住民のための避難所開設に向けた段階の訓練となります。
訓練は、学術情報総合センター1階の文化交流室に災害対策本部を設置し、学内で活動する様々な役割を持った各班から次々とトランシーバを通して本部へ情報が入ってくる想定で実施。本部機能の役割として、それらの情報を正確に収集し、情報を整理した上で必要な判断を行う訓練や、関係個所との調整、指示内容や情報を各班へ正確に伝達する訓練などに取り組みました。
また、今回の訓練には、災害対策特命ワーキンググループのメンバーがサポート役として参加。このワーキンググループは、学内から6名の若手職員が集まり、所属の枠を超えた多様な観点から本学の災害時対応について検討を行なっており、今回の訓練でも、参加者へのアドバイス等を行う役割を担いました。
今回で4回目となるこの訓練。参加者もこれまでの経験を活かして訓練に取り組んでいただいたほか、毎回少しずつ訓練内容の改善を図ってきたことにより、今回はかなりスムーズに訓練を進行することができました。また、新しい取り組みとして、広報担当が災害用ホームページの開設を実演したほか、物資や人員の応援要請への対応方法についても、これまでの参加者の意見を反映し、従来の方法から大きく改善した方法で実施されました。
一方で、細かな点ではまだまだ改善の余地があり、今回の訓練で得られた成果をもとに、更なる一層の改善を図り、本学の災害対応力の強化につなげていきたいと考えています。