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教育・学生生活

文学研究科後期博士課程学生 2010年6月25-27日

白馬へ2泊3日の旅をした。とくに印象に残っているのは、早朝の散歩で感じた深い木々の静けさ、昼に響く虫たちの合唱、6月末でも雪の残っている山々の雄大な景色を見ながらの露天風呂である。どれも感動的で、自然と呼吸が深くなり、身体がほどけていくのを感じた。木々は、長い時をかけてそこに存在し、人間とは違うスパンで生きていて、凛として動じずにそこに立ち、ゆったりと呼吸していた。深い静けさがそこにあった。9時を過ぎると、昼の虫たちの合唱が始まる。昼の虫なのに、秋の夜の虫たちのように美しい声で呼び合う。空気がさざめいている。その合唱も終わる夕方、ゆっくり露天風呂に入った。雪の残る尾根を眺めながら、ぬるっとしたアルカリ性温泉のお湯につかり、友人たちとおしゃべり。心も体も柔らかくなる時間を過ごした。白馬は、見どころも多く、2泊3日では時間が足りないように感じた。また訪れたいと思う。(文学研究科後期博士課程)

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