文学研究科前期博士課程学生 2010年6月25-27日
白馬には今回が2回目の訪問であった。去年の5月は1日しか泊まらなかったので、ただ目の前に見える雪山の美景と澄んだ空気に感動していただけであった。それが今回、白馬周辺のあっちこっちを探し回ることができ、白馬のもっと多様な魅力を堪能することができた。その魅力とは、何と言っても高山に位置したきれいな自然環境そのものである。セミナーハウスの最寄り駅の神城駅から一つ南の、南神城駅のちかくにある「姫川源流・新海湿原」では、半日その自然につつまれるときを過ごした。公園の入り口に入った瞬間から、耳に広がる虫と鳥の鳴き声と土と木の香りに囲まれ、白馬ならではの多彩な植物を見る。町で育って自然の美しさに鈍感であったが、空気と音と緑の散策は、非常に気持ちを落ち着かせるものであった。公園の中の神社もそういった雰囲気を作り出している。滞在期間中は梅雨空であったが、天気に恵まれていたら、光も加えてもっと現実ではないような美しさになったのであろう。白馬といえばスキーと温泉などが思い浮かぶかもしれないが、5〜6月に楽しむ自然のきらめきも格別のもので、多くの人たちにも知ってもらえればと思う。(文学研究科前期博士課程学生、韓国出身)