「Open Faculty 2016 文学部の逆襲 漂流する現代を生きのびるためのガクモン」を開催しました
平成28年11月12日(土)、グランフロント大阪ナレッジキャピタルにおいて「Open Faculty 2016 文学部の逆襲 漂流する現代を生きのびるためのガクモン」を開催しました。シンポジウム会場、研究紹介ブース共に、チラシを見てご興味をお持ちいただいた市民の方、受験生、保護者の方、卒業生や研究関係者など多くの来訪者で賑わい、文学部の魅力や現状を広く知っていただく絶好の機会となりました。
会場には個別相談・入試説明を行うスペースも設けられ、保護者と共に訪れた兵庫県立国際高等学校2年在籍の参加者からは、「表現文化コースについて質問したが、丁寧に答えてもらいよく分かった。クラブ活動があったので、杉本町キャンパス開催であれば参加が難しかったが、今回の催しは梅田エリアで開催されたので楽に来ることができた。」と感想をいただきました。
講演・シンポジウム会場
◆市大文学研究科の最新研究紹介 | ||
宗教的寛容と近代ー多宗教帝国オスマンとアルメニア人キリスト教徒 上野雅由樹 講師(東洋史学専修) |
グリム童話の謎を探るー第69話『ヨリンデとヨリンゲル』とユング=シュテリングの信仰 長谷川健一 講師(ドイツ語フランス語圏言語文化学専修) |
地理学の新しい可能性ー位置情報の可視化と空間分析 木村義成 准教授(地理学専修) |
◆シンポジウムⅠ「文学部は役に立たない」のか?
最近、よく議論となる「文学部不要論」を改めて検証し、現在の日本社会における「文学部」の存在意義について、大学の内と外の視点から検証しました。
【パネリスト】
小林 哲夫 氏(教育ジャーナリスト, 朝日新聞出版『大学ランキング』編集統括)
オバタカズユキ 氏(ライター, 編集者,『大学図鑑』シリーズ監修)
海老根 剛 准教授(本学文学研究科 ドイツ文化研究)
【司会】
増田 聡 准教授(本学文学研究科 音楽学)
パネリスト オバタ氏(左)と小林氏(右)
司会 増田准教授(左)、海老根准教授(右)
トークの様子
満員の会場
◆シンポジウムⅡ 生涯学習時代とリベラルアーツ
少子高齢化者社会を迎え、生涯学習の重要性が高まっています。公立大学は、地域社会の発展のためにどのような機能を果たすべきなのか、リベラルアーツの重要性とも関連させて、大阪市立大学文学部が担うべき役割について考えました。
【パネリスト】
左子 真由美 氏(株式会社竹林館代表取締役社長)
立花 健 氏(後期博士課程(社会人院生), 西洋史学)
森 久佳 准教授(教育学)
【司会】
小田中 章浩 教授・文学研究科長(演劇学, 表象文化論)
パネリスト 立花氏(左)と左子氏(右)
司会 小田中研究科長(左)、森准教授(右)
研究紹介会場
教員・若手研究者によるユニークかつ最新の研究内容を紹介するブースが複数設けられ、多くの来訪者で賑わいました。
哲学
ドイツ語フランス語言語文化学
英語英米文学
世界史学
中国語中国文学
日本史学
言語応用学