短期交換研修に参加して~現地でロシア語のススメ~(ロシア サンクト・ペテルブルク大学)
経済学部4年生 南希実
スパス・ナ・クラヴィー聖堂
日本語学科の学生達に日本紹介
ロシア語学研修では、自分からどんどん動いて行きました。印象に残ったのが、下の3つです。
一番印象に残ったことは、日本の最近の文化をロシアの学生に紹介したことです。
日本語学科の授業を見学した際に、自己紹介と日本のキャラクタービジネス(ゆるきゃらなど)を紹介しました。ロシア人の若者は、アニメには大変詳しいですが、日本のキャラクターがビジネスと繋がっていることは知らないだろうと考え、紹介しました。日本独自の不思議な形のキャラクターに驚いて、興味を持ってくれました。
次は、ロシア語の習得です。
週5回、毎日4時間の授業と現地でのロシア語の使用のおかげで、ヒアリングが各段に上達しました。私の場合は、日本で講義を半年間受けていたので、初級の文法事項は、大まかに理解していたこともあり、ヒアリングに集中できたと思います。聞き取りにくかった単語も1週間目ぐらいから、聞き取れるようになりました。授業の感想としては、基礎を大切にする授業であると実感しました。積極的に、授業に参加し、現地の人とコミュニケーションを図ることが大事でした。
後は、ロシア芸術の理解です。
舞台・音楽に特に興味を持っていたので、チャイコフスキーを中心に、オペラ「オネーギン」、「白鳥の湖」などを観劇しました。日本と比べてチケットが安いので、気軽に劇場鑑賞が可能でした。また趣味でバイオリンをしていることから、プロの生演奏を多く聞くことで、自分が演奏する時のイメージ作りにもとても役に立ったと思います。
ツァールスコエ・セローの風景
このように、現地ではたくさんの場所に足を運びました。上の3つに加え、博物館や美術館にも訪れ、日常生活にロシア文化がとけこんだような充実した日々を過ごしました。ちなみに、エルミタージュには2回訪れました。生活の部分でいうと、バスに乗る時、道を聞く時、ロシア語でサバイバルしていかなければなりません、授業で習ったことを使う機会がたくさんあり、何をするにも勉強になりました。特に、毎日関わりのある学生寮のおばさんと授業で習ったロシア語を駆使し、会話が成立した時の喜びはなにものにも代えがたいものでした。
ただ旅行するだけでなく、語学を学ぶことでよりロシアという国を理解できたように感じています。なぜなら、現地の人と関わる率が格段に違うからです。ロシア語を話せる外国人ということで、町の人が温かく迎えてくれますし、学生同士のパーティでも楽しめるからです。ですので、みなさんもこの機会に自分の幅を広げるためにも、是非この研修に参加してみてください。