公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

語学研修レポート(カナダ ビクトリア大学)

文学部2年生 川村駿

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丘から見た街と桜

3月3日から26日までの24日間、僕はカナダのバンクーバー島にあるビクトリア大学の語学研修に参加しました。一ヶ月近く海外で生活するのは生まれて初めてで、大学での授業やホームステイを無事に乗り切れるか不安でしたが、今こうして振り返ると楽しい思い出ばかりで、とても充実した語学研修だったと思います。

カナダに到着して最初に驚いた事は、桜が満開だった事です。気温は同じ時期の関西とそれほど変わりませんでしたが、町の至る所に桜の木が植えられていて、そのどれもが満開でした。ホストファミリーと出会ってすぐにビクトリア周辺が一望できる丘へ連れて行ってもらいましたが、そこから臨む山や海、そして桜がとても綺麗でした。

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雪の日の学校

ビクトリア大学では、午前は会話を中心とした英語の授業を受け、午後はバスに乗ってダウンタウンや公園などへ行きました。授業では市大生同士の会話も英語で行う様に言われ、授業によっては日本語が聞こえたら宿題が増えるとも言われます。最初は皆戸惑っていましたが、身振り手振りや辞書を多用しながら段々と慣れ、結局宿題が増える事はありませんでした。午後はカナダの国技であるアイスホッケーを観戦したり、ビクトリアの観光スポットを回ったり、ここでしかできない事をたくさん経験しました。その中でも特にカーリングに挑戦出来た事は、これから先の自慢の一つです。

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パラリンピックの聖火

もう一つの自慢が、バンクーバーパラリンピックの聖火を生で見られた事です。僕たちがカナダにいた時に丁度パラリンピックが開幕し、それに合わせた様にバンクーバーへ観光に行く機会があったため、僕はまさに燃えている聖火台を間近で見る事が出来ました。残念ながら競技を見る事はできませんでしたが、会場の雰囲気を感じる事が出来たのはとても良い思い出です。

研修期間の後半に、Culture Nightという催し物があります。そこでは同じ語学研修に参加している他国からの生徒が、それぞれの国の文化や風習を学校の先生やホストファミリーに紹介するのですが、僕たちはそこで寿司とソーラン節を発表しました。寿司は粘土で作り、ソーラン節の衣装はビニール袋を切ったものでしたが、全てやりきると拍手喝采が起こり、発表は大成功に終わりました。

カナダに着いて間もない頃は自分の英語がきちんと伝わるのか、向こうの言いたい事をきちんと理解する事が出来るのか、とても不安でした。しかしカナダの人たちはとても親切で、僕の拙い英語も理解してくれますし、分からない事を尋ねたらこちらが理解できるまで丁寧に教えてくれます。そして気づいたらファーストフード店やレストランで食事をしたり、ホストファミリーと英語の映画を観たりも出来る様になっていました。約一ヶ月楽しみながら英語を学ぶことができる、こんな機会は滅多にある物ではありません。英語の、特に英会話の自信をつけたいと思っているのであれば、このカナダ語学研修は最適です。是非皆さんも、参加してみてください。