2012年度交換留学レポート3月号(ドイツ ハンブルク大学)
商学部3回生 森本摩耶
こんにちは。3月に入ってからというもの、想像以上に早いスピードで月日は流れ、気付けばあっという間に帰国の日がやってきました。1年間の留学は長いようで短く、しかし本当にたくさんの思い出ができ、そしてたくさんの出会いもあり、ハンブルグを去るのはやはりとても辛かったです。
帰国の準備を進めているときに、何かハンブルグでやり残したことはないか、と考えたとき思い出したのが日曜日の早朝に開かれるFischmarkt、魚市場です。
このFischmarkt、私はハンブルグに来たばかりの頃に最初に行った場所で、その後も日本から友達が遊びに来たときや、パーティーをした翌朝、寝ずに行ったりと、この1年何度も行きました。夏季は午前5時から、冬季は7時から開かれます。
Fischmarktでは魚はもちろん、野菜、果物の籠売り、お菓子、パスタの詰め合わせなど、色々なものが売られています。売り方も日本の魚市場と同じように、威勢のいいおじさんたちが朝からたたき売りをしています。そして名物のFischbrötchenと呼ばれる、燻製のサーモンや白身魚のフライなどを挟んだサンドイッチも多くの店で売られています。
また、Markthalleというホールでは早朝からジャズやロックのライブが行われ、それを聴きながら朝食を食べる人で賑わいます。
ハンブルグで過ごす最後の日曜日、私もこのFischmarktに行ってきました。
ハンブルグは例年と比べ今年は3月末になっても寒い日が続き、この日もまだまだ気温は低く本当に寒かったですが、友人たちと一緒にFischbrötchenを食べ、港の景色を眺めて帰りました。晴れた日のハンブルグの港の景色は本当に綺麗で、帰国してからも何度も思い出します。
ハンブルグでの1年間は、短かったとも長かったとも言い難いですが、本当に充実した1年間でした。現地のドイツ人はもちろん、他の国からの留学生や他大学からの日本人留学生など、日本に居ては出会えなかったであろうたくさんの人との出会いがあり、どんな出会いもすべて刺激になり、そして自分と向き合うきっかけに繋がりました。また語学の面でも、最初は正直つらいことも多く大変でしたが、慣れていくうちにどんどん楽しくなり、積極的になれたように思います。この1年の経験や出会いを大切にして、今後に活かしていきたいと思います。