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教育・学生生活

2012年度語学研修レポート(英国 オックスフォード大学ハートフォードカレッジ)

理学部3回生 竹内大貴

 今回の留学に参加する前は、英語に少し苦手意識があり、留学に向けての英語学習もあまりできていませんでした。ただ、外国へ行き、その土地の人々の生活や文化を直接見るのだから、イギリスについていろいろと調べておく必要があると考えておりましたので、イギリスやオックスフォードのことについては、インターネットやガイドブックで調べておりました。そして、帰国した今、テレビや街中で英語を聞くと、以前とは違い、聞き取れる英単語が増えたと実感しております。それゆえに、日常生活でもっと英語を使いたいと考えるようになりました。これは、今回の留学が私にとって大変すばらしいものであったからだと考えております。例えば、授業がすべて英語であることは当然ですが、授業の中で何度も英語で発表する機会を与えられました。初めは、どう話ししたらよいのか分からず日本語を使うこともありましたが、徐々に、英語を使いながらディスカッションもするようになりました。そのため、英語を使う機会がたくさんあったように感じております。また、エッセイや最終プレゼンテーションの準備する上で、どういう表現にすれば言いたいことが伝わりやすいかなど、会話の中では考えないようなことまで考えました。そのため、英語を使うと言ってもいろいろな角度から英語を使っていたと考えております。また最終プレゼンテーションで日本の企業「TOTO」について発表したのですが、イギリスで日本について考えると、日本にいるときは当たり前だと思っていたり気が付かなかったりしたことがいくつか見えてきました。これも、素晴らしい留学だったと思えた理由の一つです。さらには、週末にはロンドンへ行き、RAや先生がいない中で、日常生活で必要なスキルとして英語を話しました。RAや先生とは違い、英語が聞き取りにくかったり、相手が言っている内容をきちんと理解しないと自分の行きたい場所へ行けなかったりと、授業だけでは味わえない緊張感も体験できました。

 都市科学の授業については、オックスフォードにあるcar parkの土地をさらにうまく利用するにはどうすれば良いかについて数人のグループでディカッションし、他のグループの人たちに発表しました。私のグループでは、car parkとしての利用は絶対に必要であり、また、イギリスでは高い建物は少なく地下に深い建物が多いことを踏まえ、地下にcar parkを、地上にレストランを作るのが良いと考えました。また、Elsevier社の人の話を聞き、そのことについてのエッセイも書きました。私は、オープンアクセス、著者と読み手が作る市場、インパクトファクターについて書きました。そして最終プレゼンテーションでは数人でグループを作り、企業についての発表をしました。私のグループは、日本の「TOTO」について発表することになり、プレゼンの準備期間中は夜にグループの人の部屋に集まって、発表練習やパワーポイント作りをしました。どのメンバーもどうすれば分かりやすい発表ができるかについて真剣に考え、積極的に意見を出していたと思います。これらの活動を通じて、一緒に市大から留学に行った人たちと仲良くなれましたし、自分の意見を日本語、あるいは英語で積極的に言う良い練習になりました。

 以上のことを踏まえて、今後、機会があれば、海外留学にまた行きたいと考えております。そのときは、今回の経験を生かして積極的に英語での会話を楽しみたいですし、さらに自分の英語能力を磨けるように、事前にしっかりと準備をしていきたいと考えております。