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教育・学生生活

2012年度交換留学レポート6月号(ドイツ ハンブルク大学)

商学部3回生 森本摩耶

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こんにちは。6月に入り、ハンブルグもだんだんと暖かくなってきました。
日本ではこの時期になると、梅雨という期間がありますが、ドイツに梅雨はありません。その代わり、ハンブルグでは1年を通してたくさん雨が降ります。わたしが4月に最初のタンデムでドイツ人学生に教えてもらった単語のひとつが、die Regenstadt (雨の街)でした。ハンブルグはドイツの中でも雨がよく降ることで有名です。

最近では雨が降らず晴れる日も増えてきており、多くのドイツ人がカフェのテラス席で食事をしたり、広場や公園で昼寝をしているのをよく見かけます。また、休日には外でピクニックやバーベキューをするのもこの時期の楽しみのひとつのようです。

さて、今年の6月にはドイツ人にとって、とても重大なイベントがあります。
Fussball Europameisterschaft 2012(略してEM) です。これは4年に1度、UEFA(欧州サッカー連盟)が主催する、ヨーロッパのナショナルチームによる大陸選手権大会のことです。
サッカーが大好きなドイツでは、このEMに際して、街の中のスーパーやカフェ、レストラン、車、駅、大学構内などなど、町中がサッカー一色になっています。
例えば、市販のお菓子に期間限定でサッカー選手や監督のシールが付いてきたり、駅の電光掲示板に試合の途中経過が表示されたりなどです。

わたしも先日、Hamburger Domという移動遊園地の中にある、Public Viewingでドイツ対デンマークの試合を見に行きましたが、ドイツのユニフォームを着ている人や、国旗を顔にペイントしたり、派手な被り物や首飾りなどをしている人がたくさん居て、その光景を見ているだけでもとても面白かったです。そしてドイツが勝利した後は、みんなでビールを飲みながら歌ったり踊ったりして、まるでお祭りのようでした。また、多くのドイツ人が老若男女関わらずサッカーに関心がある、ということも実感でき、とても楽しかったです。このようなPublic Viewingは他にも繁華街や町中のカフェ・バーの店前など至る所にあり、試合の日はそれを目当てに多くの人が街へ出かけるので、電車が非常に混み合い、移動するのも一苦労です。しかしこの雰囲気もドイツらしくて面白いです。

夏が近づくにつれ、ハンブルグもだんだん日が長くなってきており、最近は朝の4時ごろに日が昇り、夜の10時頃まで空が明るいです。しかし冬のハンブルグでは、朝の8時ごろでもまだ外は真っ暗で、夕方の4時ごろには日が沈んでしまうそうなので、今のうちにたくさん外に出かけて、短い夏を満喫したいです。