公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

2014年度 交換留学レポート5月号(韓国 済州大学)

文学部3回生 藤村 秋乃

こんにちは。私のいる済州島は、韓国の最南端に位置しますが、日本に比べるととても寒く、最近になってようやく半袖の服を着る機会が増えてきました。

今回は、済州大学の語学プログラムについてお話ししたいと思います。韓国の大学の多くには、韓国語を学ぶ外国人のために、語学堂と呼ばれる語学学校が設置されています。韓国に留学する人の多くは、この語学堂に通いながら韓国語を勉強しています。済州大学の語学堂は初級の1級~上級の5級まで、1クラス20人弱のレベル別のクラスが現在11クラスあります。留学生の約8割近くは中国の学生で、その他にも今まで出会った学生としては、日本、モンゴル、ロシア、フィリピン、ベトナム、ネパール、フランス、ドイツなどさまざまな国の学生がいます。休み時間になると、クラスのほとんどが中国の学生なので、中国語が飛び交っていますが、授業中は韓国語で話すことを徹底されています。

クラスのみんなと
(クラスのみんなと)

 授業は何よりも話すことを重要視されており、授業の最初は、先生が学生一人一人に対して「昨日何した?」「最近生活はどう?」などの質問をすることから始まります。また、同じような語学レベルの学生が、クラスに集まっているため、一緒に話すことでかなりの練習になりました。クラスのほとんどが中国人なので、最初は心配していましたが、日本のアニメやテレビドラマに関心を持っている学生がとても多く、よく話しかけてくれますし、中国からの学生の多くは交換学生ではなく、語学堂を卒業した後に、済州大学に入学したいと考えているため、母国語の違う私のような学生と友達になりたいという考えがあるようです。読み書きに関しては、毎日宿題が出されます。次の日の予習や小テストの勉強を合わせると、寮に帰ってからの勉強時間も少なくありません。

2か月半を一つの学期として評価基準を満たせば、次の級に進級することができます。語彙・文法、リスニング、書き取り、読解、スピーチの試験で70点以上が必要ですが、毎日きちんと勉強していれば、難しいものではないように感じます。2か月半で一つ級を進めることができるので、1年留学すると4つ級を進めることができることになります。わたしは現在3級にいるので、継続して勉強して5級まで進めたいと考えています。

 ボートで
(文化体験)

また、語学堂には韓国の文化体験というプログラムがあり、語学堂のみんなで月に1度伝統的な施設や自然の美しい名所などにバスに乗って出かけます。何よりも語学堂の先生方が一番楽しんでいらっしゃって、毎月の楽しみとなっています。