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教育・学生生活

2014年度語学留学レポート(タイ チェンマイ大学)

文学部3回生 城木 日文美

3月8日(日)から3月22日(日)の約15日間、チェンマイ大学語学研修に参加してきました。

<授業について>
ほぼ毎日、午前中はネイティヴの先生による英語の授業がありました。内容は、毎回テーマに沿ってディスカッションを行ったり、単語を勉強したり様々でしたが基本的にスピーキングに重点を置いたものでした。クラス分けはなく、語学研修に参加したメンバー全員で授業を受けました。
また、二週目にあったミックスクラス(チェンマイ大学の学生等が受講する英語授業)では受講生のほとんどタイ人だったので、英語で会話するいい機会になりました。午後からは課外授業があり、体験学習を通してタイの文化に触れることができました。タイのダンスや料理、タイ語の学習などを楽しむと同時にチェンマイ大学のスタッフの方や一緒に参加したメンバーと仲良くなれたのも良かったと思います。 


タイ料理実習
      タイ料理実習

<寮や食事について>
ホームステイを除いた期間は寮に滞在していました。寮までは大学の裏門から歩いて10分ぐらいかかりました。部屋には冷蔵庫やテレビもあり、清潔で居心地が良かったです。ただ、シャワーとトイレに仕切りが何もないことに初めは戸惑いました。
食事は、基本的に昼と夜はお弁当、朝は自由でした。お弁当は、香辛料が控えめで、日本食に少し近かったので食べやすかったです。朝ご飯は寮の一階にあるセブンイレブンで買って寮の部屋で食べていました。
また、大学内の食堂やカフェでお菓子や飲み物を買うことも多かったです。タイ料理は日本食に比べると甘くて辛いものが多く、香辛料も独特で日本では食べたことのないものばかりでした。どうしても馴染めない味のものもありましたが、ほとんどの食べ物は口に合いました。特にフルーツは豊富かつ新鮮で美味しくて、毎日のように食べていました。
 

 <ホームステイについて>
週末には2日間、ホームステイがありました。特に印象に残っているのは、タイの人々の信仰の深さです。ほとんどのタイ人が仏教徒であることは知っていましたが、実際にホストファミリーとチェンマイ市内の有名なお寺に行ったり、僧侶にお布施を渡したりする中で、日本との差を感じました。女性は僧侶に触れてはいけないことや、寺院での礼儀正しい振る舞い、寺院の数など、驚くことが多々ありました。
また、ホームステイは短い間でしたが、ホストファミリーにはとても親切にしていただき、楽しい2日間になりました。ホストマザーはとても料理上手な方で毎食タイの伝統的な家庭料理を作ってくれました。はじめて食べるものばかりでしたが、どれもとてもおいしかったです。

ホストマザーの料理
     ホストマザーの料理

 <空き時間の過ごし方>
授業が終わった後は、屋台やスーパーで買い物をしたり、バディー(滞在中色々とお世話してくれたチェンマイ大学の学生たち)に町を案内してもらったりしました。交通手段は、乗り合いタクシーのようなソンテウで、タイの人もよく利用していました。 マーケットやナイトサファリなどの有名な場所だけでなく、大学生行きつけの食堂や、近くの歴史ある寺院なども魅力的でした。チェンマイの街は活気があり、思っていたよりもかなり安全で、ただ通りを歩くだけでもおもしろかったです。
バディーには英語しか通じないので、はじめは緊張していましたが、だんだん相手の話していることが分かってくるようになりました。バディーたちは、私の拙い英語も真剣に耳を傾け、日本にも興味を持ってくれて嬉しかったですが、言いたいことが語彙不足で伝えられないことはもどかしく感じました。チェンマイ大学の学生の英語力は、レベルが高くバディーが流暢にアメリカ人の留学生と話しているのを見て、私ももっと英語を使えるようになりたいと思いました。 


大学近くの寺院
      大学近くの寺院

<終わりに>
東南アジアの国に行くのははじめてだったので、出発前には期待とともに不安も多少あり2週間は長いだろうと考えていましたが、実際に行ってみると毎日楽しくあっという間で、帰国するのが寂しく思えるほどでした。タイでお世話になった人たちは親切で、笑顔を絶やさない素敵な方ばかりで、本当に感謝しています。
タイでの2週間は、海外に興味を持つことや、英語の必要性を強く感じるきっかけになりました。この貴重な経験を将来にも役立てていきたいです。
ありがとうございました。