交換留学レポート 11月(韓国 済州大学)
こんにちは。済州島では葉が色づきはじめ、秋が来たと思っていたら、あっという間に散ってしまい、もう冬がやってきました。韓国の最南端にあると言っても、冬には雪が降り積もるほどの寒さで、今からとても心配しています。
今回は済州大学での留学生の活動について紹介したいと思います。済州大学には中国をはじめ、日本、ロシア、フィリピン、ミャンマー、インド、スリランカ、ベトナム、ロシア、イギリス、フランスなど様々な国からの留学生が勉強しています。韓国語を学ぶ語学堂では交換留学生と大学に入学したいと考えている300人以上の生徒が在籍しています。大学に入学して勉強している留学生の数も考えると、本当にたくさんの留学生が済州大学にいることがよくわかります。
そんな済州大学では、外国人留学生を対象にして様々なイベントが催されます。5月には毎年大学祭が開催され、日本でいうサークルだけでなく一般の方たちも店を出します。ポテトやアメリカンドックなどのジャンクフードだけでなく、トッポギやホットクなどの韓国の伝統的な食べ物の店もたくさん出されました。運動場には色様々な照明器具やハイビジョンの大画面が設置された大きな舞台が組まれ、サークルの発表はもちろん伝統的な踊りや楽器演奏を見ることもできました。なかでも、大学中の人が集まり大盛り上がりだったのは、テレビの音楽番組にもよく出演している、K-POP アイドルのGirlsDayをはじめとしたライブでした。私たち日本人は、留学生のブースとして設けられたテントで毎年日本料理を販売しており、今年はお好み焼きのお店を出店しました。留学支援課から日本円で約3千円分材料費をいただいて、約15人程度で運営しました。韓国では日本料理のチェーン店も多く、人気があるため、友達や先生をはじめたくさんの韓国人が来てくれ、3万円ほどの利益を出すことができました。そのお金は自分たちで好きに使えるため、学祭後にみんなでチキンを食べに行きました。
(お好み焼き出店の様子)
10月には留学生の日と呼ばれる日が設けられており、国ごとで伝統的なダンスや歌を披露したり、有志で集まって伝統衣装や文化を紹介したりなどの文化発表行事がありました。この日は留学生のみが在籍する語学堂は授業がお休みになり、たくさんの人が参加はもちろん観覧していました。わたしたち日本人は去年まで参加していなかったようですが、今年は留学生支援課に勧められて、ソーラン節を披露しました。本番までは毎週のように1週間前からは毎晩集まって練習していました。ソーランで着用する法被は済州島にある日本領事館から貸していただくほどの熱の入れようでした。その結果、2番目に良い優秀賞と賞金として1万円いただきました。
(練習風景) (表彰式)
これをはじめとして、済州大学では体育祭など、留学生のために様々な行事が存在します。日本人の数はソウルやプサンなどに比べるとかなり少ないことも済州大学の魅力のひとつだと思います。日本人が少ないからこそ、新しく留学に来た人に対して歓迎して、お世話してくれる先輩がいることはとても心強いですし、少ないからこそこのような行事に全員で参加して仲を深めることもできます。異国の地で生活するなかで、言葉が通じて分かり合える人がいることはとても貴重であり、これからも大切にしていきたいです。
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