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教育・学生生活

語学研修レポート(中国 中日友好大学生訪中団)

2018年日本大学友好訪中団 感想

「百聞は一見に如かず」という諺のとおり、如何にニュースや書物を通じて中国を知ろうとしても、やはり現地に行かねばわからないことがあります。今回、私は中国を自分の目で見て、自分の手で触れ、自分の心で感じることができました。これはきっとこれまでの中国に対するイメージを一新する経験になったに違いないと信じています。

 日本と中国が隣国でありながら、歴史的・政治的な理由でお互いの民族を誤解してしまうことが少なくありませんが、今回の訪中を経て、改めて中国と日本の関係の深さを認識しました。特に文化面においては漢字の存在が日本と中国を結ぶ重要な役割を果たしていることを実感しました。

 北京大学の訪問において、中国の学生による書道のミニ講座がありましたが、甲骨文から楷書、草書までの変遷について詳しく説明してくださいました。終わりの時は書道の体験セッションがありましたが、日本人、中国人学生のどちら側も書道経験者がいたので、話し言葉が通じなくても、互いに自分の書いた字を見せ合って、素直に相手の作品を褒め合っていました。造詣の深さの違いはあるが、筆順、撥ねるタイミングなどが共通していて、それが共感を呼び起こすのです。些細なことに見えますが、これは同じ漢字を持っている日本人と中国人だからこそ共有できる感動なのです。仮にこれが欧米の方でしたら、彼らにとって漢字は新鮮さこそあれ、親しみはないでしょう。

また千人大会の終幕であえて日中両国が共通で理解できる「青年」、「希望」、「未来」を使ったのも、日本と中国を結ぶのは漢字であることを物語っています。書く言葉が共通であれば、考えることも当然類似します。いわば日本人と中国人の世界観も共通している部分があると言えます。これは他の国の人とはなかなかできない絆であります。今後はそこを意識しながら、学内の留学生と交流をしていきたいです。

最後に、企画を主催した駐日本中国大使館、駐大阪中国総領事館、中国教育国際交流協会、大阪市立大学国際センター、各大学の先生・関係者の方々に感謝を申し上げます。

小西楽平