公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

認定留学レポート(アメリカ キャロルカレッジ JSAF認定留学)

 2018年8月中旬から12月中旬までの4か月間、アメリカのモンタナ州(カナダとの国境付近)にある大学に留学しました。このレポートが留学、特にアメリカに興味のある方への参考となれば嬉しく思います。

 この留学は「認定留学」と言って、市大と協定を結んでいるJSAFという団体を通じたものです。そのため交換留学よりも費用はかさみますが、現地の大学で取った単位は市大で認定してもらえますし、申請すれば奨学金も学校側から出していただけます。また、出願に必要とされた英語スコアの取得などの留学準備は出発の約1年前から始めました。

 現地の大学の様子

 わたしの行っていたキャロルカレッジは私立のリベラルアーツの大学で、市大のような総合大学とは異なり授業はすべて少人数制です(一クラス20~25人)。そのためほぼすべての授業にディスカッションやプレゼンなどのアクティブラーニングがあります。また、多分野の授業を履修できるというリベラルアーツの大学の特徴を生かし、わたしは主専攻のビジネス以外に心理学や社会学なども履修しました。(しかし専門外の分野をいきなり英語で学ぶことはとても難しく、出発前にきちんと勉強するべきだったと後悔しました。)

 わたしは日本人が少ない大学に行きたい!と田舎にある大学を選んだのですが、実際履修していた授業5つのうち4つが留学生わたし一人で残りは全員現地の学生でした。そのため、最初のうちは授業内容を理解することに加え、彼らが何を話しているのかを理解することに必死でした。そのため毎回の授業を録音し、予習復習はもちろん、わからないところは授業後教授に質問をしに行きました。

 そして嬉しかったことには、わたしが困ったことがあれば手を差し伸べてくれるクラスメイトや友達がたくさんいたことです。彼らのおかげで、自分がマイノリティになってつらいと思ったことは一度もありませんでした。

  

留学生活について

 日常生活は勉強が大半を占めていました。毎日の授業の予習復習、課題を永遠とこなしていました。定期テストの時期には友達と一日中図書館で勉強していたのを覚えています。そして勉強に疲れるとジムで卓球やバレーなどスポーツをしたり、友人と会話をして気分転換をしていました。また、モンタナ州は自然豊かでアウトドアの活動が盛んであったため、週末にはスキーやハイキングにも挑戦しました。他にもモンタナならではの出来事として印象に残っているのは、現地出身のルームメイトがハンティングをしていて、実際に彼女の家でシカの解体を見せてもらったことです。そして、長期休みには友達とロサンゼルス、ポートランド、ニューヨーク旅行にも行き、アメリカ国内を大満喫しました。

 

留学に行って

 留学は挑戦の連続でしたが、価値観の異なる素晴らしい仲間たちと出会え、貴重な体験ができ、本当に行ってよかったと思いました。そして一つ感じたことは、自分から主体的に動けば動くほど、留学の価値が高まり自分にとって納得のいく結果となるということです。留学したという事実に満足して現地で日本人とずっと一緒にいる人よりも、自分から積極的に現地学生が参加するイベントやコミュニティに飛び込む姿勢のある人の方が、はるかにたくさんのことを得られます。そのため、これから留学に行く方は「友達100人つくるぞ!」という気持ちをもって素晴らしい留学生活を送ってください!

商学部2回生 奥村真由