公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

留学レポート(カナダ ビクトリア大学 夏期)

大橋朋弥 「ビクトリア語学研修レポート」

2回生の夏休みという大学生の生活に慣れてきた時期に、私はビクトリアへの語学留学を選択しました。理由はカナダに行ってみたかったからというものと、今の自分が英語というものをどれだけ扱うことができるのかをはかってみたいというものでした。

日本にいると、話せないのなら話す必要がまったくない英語ですが、英語圏で日々を過ごすとなると当然そうはいきませんでした。ちゃんとコミュニケーションがとれるだろうかとか、書いてあることやアナウンスされていることが読み取れるだろうかとか様々な不安があり、しかもその多くは的中しました。聞き取れない英語に聞き取ってもらえない英語、読めない英語に初日から心が折れそうでした。しかし、ホームステイ先の家族の方々がとてもやさしく、さらには同じステイ先で共にホームステイをした方に様々なことを教えていただいて、この1ヶ月の生活でできる限りのことを自分のものにしようと決意しました。そして、積極的に周りと関わるように決めてから、とても楽しいだけでなく、非常に有意義な生活になりました。

ビクトリア大学の語学研修プログラムは週4日の授業に金曜日のアクティビティ、さらに週末には大学が用意したアクティビティに行くもよし、自分で計画を行って遊ぶもよし、というようになっており自由に過ごすことができました。授業では主体的に取り組むことが重要視され、自分が積極的に英語を話す姿勢が身に付きました。それだけでなく、日本では学べなかった英語を通じたコミュニケーション方法を教わり、それを実際に金曜日や週末のアクティビティで行うことが出来ました。また、現地で集めた情報をもとに週末の計画をたてたりすることで、英語を学び、使うことができていることが実感でき、とても楽しかったです。なかでも、週末にいったハイキングは今でも忘れられません。ビクトリアのダウンタウンから1時間程バスでいったところにあるゴールドストリームというところで、2時間以上歩き続けてとても疲れましたが、歩き続けてたどり着いた先のとても素晴らしい景色ととても美味しい空気で、疲れはきれいに吹き飛びました。私が今までいった場所の中で1番みなさんにおすすめしたい場所ですが、この場所はビクトリア大学に通う大学生におすすめしてもらった場所でした。ビクトリアの生活の中で、英語でコミュニケーションをとることで関わることができないと思っていた人としゃべり、関わりを持つことができたとても印象的な出来事でした。

(ゴールドストリーム内の鉄橋)

この1ヶ月の語学留学は自分にとってとても価値のあるものでした。英語を使うということだけではなく、異文化について直にふれることができて、とても貴重な経験になりました。世界的にみて、日本は平和な国でそこから出たくないという意見の方もたくさんいると思いますが、だからこそビクトリアという、平和で人の暖かさを感じることができる場所があるということ、そして今回のプログラムに参加するために必要な用意をしてくださった、日本や現地のみなさんの暖かさをより強く感じることができてとても嬉しく思いました。この経験をいかして、より一層の努力を積み重ねて世界各地のことをより深く知っていくためにいろいろな地域に足を運んでみたいと思います。そしてたくさんの人にこのプログラムを使って、私の大好きなビクトリアという街を知って欲しいと思っています。