公立大学法人大阪市立大学
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留学レポート(ドイツ ハンブルク大学)

冬学期が終わり、早くも春休みがやってきました。窓の外が一面、雪景色だった2週間の気候は再びやってくるのでしょうか。ドイツ滞在も残すところ1か月となり、長いようで短かった半年が終わろうとしている今、ハンブルク大学で過ごした日々の生活を振り返っています。

 

(内港の景色)             (ハンブルク港の景色)

まずドイツ語について。私は日本にいる間にドイツ語の検定試験を受けたこともなく、この地でほとんどゼロからのスタートでした。ドイツの地に降り立った時、飛び交うドイツ語が全く理解できなかったのを今でも鮮明に覚えています。はじめの頃から継続していることは、友達との日常会話や、街を出歩く中で分からない単語や表現をメモすることです。メモ帳には、日常的に使った表現が時系列に並んでいるので、今見直しても、誰と、どこで、どんな話をした時に覚えたものかがすぐに分かります。言語は勉強ではなく、人と人とのコミュニケーションを図るツールですので、状況に応じた適切な言葉を使うことを、身をもって実感する方法を見つけることが大切です。授業では、主に会話中心の語学授業の他に、日本語学科の経済に関するゼミを聴講させてもらい、聞き取りの練習をしていました。専門用語が多いので、始めはかなり大変でしたが、回数を追うごとに、たとえ難しいドイツ語でも、今まで日本で学んできた内容を整理しながら聞くことに慣れてきました。

ドイツ語以外に、英語の授業も2つ取っていました。1つはディスカッション形式の語学授業で、今学期私が受けていた授業の中で一番のお勧めです。本当に様々な国籍の学生が集まっていて、授業のあとに食堂に行っておしゃべりをする中で、意見交換をしたりするのがとても楽しかったです。もう1つは日本語学科のゼミで、日本の国際関係について学びました。こちらは英語のレベルが高く、理解できず発言がほとんどできませんでしたが、外から日本を見るという新しい視点が新鮮でした。

大学以外の活動といえば、Hochschulsportといって大学に併設されているスポーツクラブでクラシックバレエのレッスンに週2回行っていました。他大学の学生や、一般の方も参加できるので、友達の輪が広がり、一緒に観劇に行ったりもしました。

まだまだここに書ききれない経験がたくさんありますが、日本を出発するまでの留学生活のイメージと実際とは全く違います。留学前に何か目標を立てるのもいいですが、あまり縛りを持たず、自分で様々な場所に足を運んで新しいことを見つけると、とても充実した留学生活になると思います。

鈴木 麻衣奈