公立大学法人大阪市立大学
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教育・学生生活

■語学研修レポート(カナダ ビクトリア大学)

 私はシェフィールド短期留学を体験することにより、大変有意義な夏休みを送ることができました。

私の受け入れ先のホストファミリーは台湾人のホストマザーとイギリス人のホストファザーでした。その他にも娘と息子、そして一人居候がいました。家族はみなサッカーが大好きであり、イギリスについた次の日にはホストマザーと居候とその友達の台湾人と一緒に地元のサッカーチームの試合を見に行きました。さすがはサッカーの本場だけあり、ものすごい熱気でルールは知りませんでしたがその場のノリだけで楽しめました。応援しているチームがゴールを決めた時は見ず知らずのおじさんとハイタッチしていました。ホストファミリーはたいへん優しくご飯も美味しかったです。朝はパンにコーヒーをすすっていましたが、夕食はメニューが日によって違い、様々な国の料理を楽しむことができました。個人的にはインドカレーとイタリアンパスタが一番おいしかったです。また、食事中や寝る前にお喋りすることで、台湾やイギリスについての話を聞くことができ勉強になりました。大学までの通学はバスで40分ほどかかりましたが、二階建てバスからの眺めが素晴らしく毎日楽しんで通学できました。

(通学風景)

 

大学での授業は午前中が大阪市立大学のCollege Englishのようで、午後からはイギリスの文化を学ぶ授業を受講しました。基本的にはクラスは少人数制で韓国、中国、日本人が多かったです。彼らとは休み時間や放課後のアクティビティを通して交流を深めることができました。アクティビティではフットボール、アイススケート、バスッケットボール、conversationなどを楽しみました。留学に行く前までは他国の学生と触れ合う機会があまりなかったので彼らと交流を重ねることにより、他国の文化を知る事ができ自国の文化も再認識することができました。興味深かったとしては、彼らはアニメや漫画にとても詳しく共通の話題があることでとても話しやすかった事でした。それに比べ自分は海外の文化やサブカルチャーに疎いことに気づいたので今後は海外の文化に目を向けていきたいです。

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(アイススケート)

 

 授業後や休日は友達と一緒に買い物や観光、お茶を飲みに出かけて過ごしました。そして、イギリスに来たらアフタヌーンティーは絶対にすべきだと思いました。イギリス料理は不味いとよく言われるがこれは事実だと思います。高いお金をかければ美味しいものも食べることもできますが、基本的には安かったら不味い食べ物しかありませんでした。しかし、アフタヌーンティーは違い、良心的な値段で美味しい紅茶とスコーンを食べることができました。また紅茶を飲みながら色々な人と会話を楽しむこともできたので、たいへん優雅な時間を楽しめました。

 休日には電車を使いヨーク、マンチェスター、リバプールなどの様々な都市に出かけていきました。各都市の博物館、美術館、教会や地方によって異なる建築様式はその外観だけでも楽しめ、内装もレンガや石造りでできているので日本建築とは異なる荘厳な印象を感じることができました。また展示されている美術品や絵画もさすが大英帝国だけあって贅の限りを尽くしており、ただただ息をのむばかりでした。

 

(お茶)

 

シェフィールドでの滞在期間三週間だけですぐに終わりを迎えたが、その後留学プログラムの一環でロンドンに4日間滞在することができました。全体として一か月間のイギリス留学を通して語学力が上がったとは思いません。日常会話はできるようになりましたがこれは英語能力が向上したと言うより、英語で会話することに慣れた結果だと思います。実際、日本に帰ってきてからの数日間は日本語が外国語に聞こえてくることが多々ありました。それよりもイギリスでは自分の考えを英語で伝えられないときが多く、英語能力よりはコミュニケーション能力や対人スキルが向上したと思います。よって短期留学では英語学習も大事だと思いますが異文化交流やコミュニケーションスキルの向上にも目を向けるとより良いものになると思います。

(ロンドン トラファルガー広場)