特別展示「笹部新太郎と大阪市立大学植物園の桜山」(2011/4/2-5/8 開催)
水上勉の小説「櫻守」で知られる笹部新太郎氏。
氏が大阪市立大学理学部附属植物園に導入したとされる緑の桜「新錦」はもはやここにしかないのだろうか?
桜山にソメイヨシノがないのはなぜなのだろうか?
それらの答を探す中で、氏が桜山の設計に深く関わっていたという事実が浮かび上がってきました。
笹部氏の手帳や野帳、穂木の採集記録にはこの「新錦」についての記載があり、品種として実在していたこと、笹部氏が自ら穂木を採集して当植物園で接ぎ木をしたことなどが確認できました。今回は西宮市笹部桜コレクション(白鹿記念酒造博物館寄託)の協力により、これらの資料を写真で展示いたします。
なお、理学部附属植物園のサクラヤマには、日本に自生するヤマザクラやオオシマザクラ、カスミザクラなどの野生種と約50種類の園芸品種、あわせて約200本の桜が保存されています。
3月中旬にはピンクの花をつける早咲きのカンザクラから、遅咲きのショウゲツ、フゲンゾウ、カンザンまで、開花時期が少しずつ異なる品種が含まれているため、例年3月下旬から4月まで、いつ訪ねていただいても、いずれかの品種が満開となっています。ぜひ桜山にもお越しください。
※詳しい開花状況は植物園WEBサイトの「開花情報」で見ることができます。
開催期間 | 2011年4月2日(土)~5月8日(日) ※月曜日休園。ただし休日の場合は開園します。 ※会期中に朝日カルチャー講座「講演・観察会 桜、その科学と文学」が開催されます。 |
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開園時間 | 9:30~16:30(入園は16:00まで) |
場所 | 大阪市立大学 理学部附属植物園 展示棟 〒576-0004 大阪府交野市私市2000 京阪交野線私市駅下車徒歩6分、またはJR学研都市線河内磐船駅下車徒歩20分 TEL 072-891-2059 |
料金 | 特別展示は無料ですが植物園入園料が必要です。 入園料:大人350円、中学生以下無料、身体障害者等の方は障害者手帳等の提示で無料 ※30人以上の団体の場合、大人280円(予め申請が必要) |
主催 | 大阪市立大学理学部附属植物園 |
協力 | 白鹿記念酒造博物館笹部桜資料室 |
お問い合わせ先
理学部附属植物園
電話:072-891-2059
理学部附属植物園
電話:072-891-2059
項目 | 詳細 |
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開催日 |