公立大学法人大阪市立大学
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東日本大震災から学ぶ“都市防災”特別講義Ⅰ「いのちを守るしくみ-東日本大震災からみた課題」

2011年11月15日掲載

平成23年11月12日(土)、大阪市立大学学術情報総合センター文化交流室で、東日本大震災から学ぶ“都市防災”特別講義I「いのちを守るしくみ-東日本大震災からみた課題」を開催しました。

大阪市立大学では、東日本大震災をうけて、その総合性を活かし、分野横断の組織で都市防災研究に重点的に取り組んでいます。本年度は、課題抽出を中心に研究が進められています。特別講義は、都市防災研究プロジェクトの現時点までの研究成果を学生や市民の方々に広く公開することにより、社会で情報を共有し、議論を深めるために全3講座が企画されました。

第1回にあたる特別講義Iは、「いのちを守るしくみ-東日本大震災からみた課題」をテーマに開催され、大学関係者や行政、学生、市民の方々など約50名が参加しました。
研究プロジェクトの代表者である森一彦教授(生活科学研究科)は、これまでの大震災時において防げた死が存在し、いのちを守るしくみづくりが必要であることを、開催の挨拶で述べました。基調講演では、溝端康光教授(医学研究科)より、救命のための診療理論と救急医療体制、阪神淡路大震災以降の災害医療体制について、説明がありました。
パネルディスカッションでは、生田英輔助教(生活科学研究科)より「避難行動の実態といのちを守る仕組みづくり」、山本啓雅准教授(医学研究科)より「東日本大震災における急性期医療活動の検証と今後の在り方」、石井京子教授(看護学研究科)より「災害サバイバル市民を目指すセルフケア支援」、中川眞教授(文学研究科)より「災害に果たす文化の役割」について説明がありました。社会福祉法人大阪市社会福祉協議会大阪市ボランティア情報センターの松尾浩樹氏にもプロジェクトに参画頂いており、「災害ボランティアが果たした役割、果たすべき役割」について説明頂きました。その後、これからの組織の連携体制や地域教育、社会的弱者に対する支援について、活発な意見交換が行われました。

特別講義のようす

特別講義Ⅰの資料等は、都市防災研究プロジェクトホームページでご覧いただけます。

特別講義Ⅰに続き、今後、特別講義II「東日本大震災の被害報告と広域複合災害に対する都市の課題」(11月26日開催)、特別講義III「コミュニティ再生-コミュニティの再構築からみる災害復興の課題」(12月10日開催)が予定されています。


項目 詳細
開催日 2011年11月12日(土)
13:00 - 16:00

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