大阪府立大学・大阪市立大学×KNOWLEDGE CAPITAL「グローカル化する公立大学 ~その実践と方法~」
2017年1月~3月の期間、大阪市立大学と大阪府立大学がコラボレーションし「ナレッジキャピタル 超学校 大阪府立大学・大阪市立大学×KNOWLEDGE CAPITAL」を開校し、『グローカル化する公立大学 ~その実践と方法~』をテーマに、全4回の講座を開催します。
ナレッジキャピタル超学校は、一般生活者と研究者が一緒に考え、対話するプログラムです。会議室での授業形式ではなく、開放感のあるカフェ空間でドリンクを片手に受講できるのが特徴で、2015年度は約50の講座が開催されました。
第1回目は両大学長による放談により、両大学の個性と大阪を活性化するための取り組みをご紹介します。第2回目以降も両大学と企業から講師をお招きし、新しい産学の研究やイノベーションの生み出し方等をお話しします。
開催概要
項目 | 詳細 |
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開催日程 | 【第1回】2017年1月19日(木) 【第2回】2017年2月16日(木) 【第3回】2017年2月27日(月) 【第4回】2017年3月10日(金) |
開催時間 | 19:00~20:30 ※開場18:30 |
プログラム | |
会場 | グランフロント大阪北館1F「カフェラボ」 大阪府大阪市北区大深町3-1 (JR「大阪」駅 徒歩 3分) (地下鉄御堂筋線「梅田」駅、阪急「梅田」駅 徒歩3分) [アクセスはこちら] |
参加費 | 500円(1ドリンク込み) |
対象者 | 高校生以上 |
定員 | 各回 先着50名 |
申し込み方法 | ナレッジキャピタルHP http://kc-i.jp/activity/chogakko/osaka-prefecture-city-univ/vol01/ ※各回 要事前申込 |
主催 | 大阪市立大学・大阪府立大学・一般社団法人ナレッジキャピタル・株式会社KMO |
シリーズ概要
大阪市立大学と大阪府立大学は開学以来、大阪の地域とともに歩んできました。近年では更に地域連携、産学連携、国際連携を一体化し発展させるために、ローカルを起点にグローバルに発信するグローカルな取り組みを進めています。
今回は、地域の信頼拠点としての両大学の、新しい産学の研究やイノベーションの生み出し方、さらに人材の育て方などを対談形式でお話しします。 両大学それぞれの「個性」と、目指す「共通性」を感じながら、府・市民の皆さまと大学のつながりを考えます。
※ナレッジキャピタル超学校とは
大学や企業、研究機関などのさまざまな分野の研究者と一般参加者が一緒に考え、対話するナレッジキャピタルならではのプログラムです。これまでにも「京都大学iPS細胞研究所」「大阪大学」「関西大学」「慶應義塾大学院メディアデザイン研究科」「国立民族学博物館」「大阪芸術大学」「JAXA」などと共同開催し、一般の参加者と研究者をつなぐ場と機会を提供しています。
第1回 2017年1月19日(木) 19:00~20:30 <開催終了>
「府大・市大学長放談〜両学長に聞く、大阪活性化のためのグローカルな取り組み〜」
荒川学長は消化器が専門で最近は「笑顔あふれる知と健康のグローカル拠点構想」で大阪市立大学をリードしており、大阪府立大学の辻󠄀学長は経営情報システムが専門で、システム発想型物質科学リーディング大学院やアントレプレナー教育に力を入れています。両学長の専門の話を導入に使いながら、大阪を活性化するために両大学が取り組んでいる内容を紹介します。
【講師】
・辻󠄀 洋 (大阪府立大学 学長)
・荒川 哲男 (大阪市立大学 学長)
第2回 2017年2月16日(木) 19:00~20:30 <開催終了>
「目は口以上に物を言う~眼球運動解析とその学習、医療分野への応用~」
最新のセンシング技術を用いて詳細に目の動きを観察すると、人の心的・内的状態、能力、健康など、さまざまな情報が得られることがわかってきました。「目は口ほどに物を言う」とはよく聞く諺(ことわざ)ではありますが、実は、目は口以上に物を言うのです。本講義では、工学者、企業研究者、医学者がタッグを組んで、アイトラッカやJINS MEMEに代表される眼球運動解析デバイスについて紹介したのち、その学習や医療分野への応用についてお話します。
【講師】
・黄瀬 浩一
(大阪府立大学大学院工学研究科 知能情報工学分野 教授)
(大阪府立大学文書解析・知識科学研究所 所長)
・上間 裕二
(株式会社ジェイアイエヌ JINS MEMEグループ リーダー)
・大畑 裕紀
(大阪市立大学大学院医学研究科 脳神経外科 医師)
第3回 2017年2月27日(木) 19:00~20:30
「大学の研究・企業の研究」
大学で行う研究と企業で行う研究は、目的、アプローチの仕方、求められる結果など、異なる部分が多々あります。しかし、その根底には人類への貢献という共通部分があります。大学で長年研究に携わってきた講師と企業の研究から得た物質を販売してきた講師という立場の異なる2人が、それぞれの立場から実践例を挙げながら研究とは何か、また研究を通して何を学ぶのか、産学連携はどうあるべきか、などについて語ります。
【講師】
・中沢 浩
(大阪市立大学大学院理学研究科 物質分子系専攻 教授)
・西木 良一
(EAファーマ株式会社 製品戦略部部長)
第4回 2017年3月10日(金) 19:00~20:30
「大阪湾の環境~その現状と将来像~」
大阪府立大学と大阪市立大学がこれまで実施してきた、大阪湾の環境調査や環境修復技術に関する研究成果を踏まえ、大阪湾の環境の変遷と現状について解説するとともに、生態系サービスという視点から大阪湾の持つさまざまな価値について考察し、その価値を向上させるための方法について議論します。さらに、人口や産業構造、漁業などの現在の動態を踏まえ、大阪湾の将来環境の考え方について紹介します。
【講師】
・大塚 耕司
(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 教授)
・重松 孝昌
(大阪市立大学大学院工学研究科 都市系専攻・河海工学分野 教授)