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理学部附属植物園 植物園市民講座シリーズ:植物と私たちの生活 第11回 伏見の酒 ―清酒酵母「京の華」の開発から見る酒造りの妙―

理学部附属植物園 植物園市民講座シリーズ:植物と私たちの生活 第11回 伏見の酒 ―清酒酵母「京の華」の開発から見る酒造りの妙―


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 理学部附属植物園は、2019年2月21日(木)に植物園市民講座シリーズ:植物と私たちの生活、第11回 伏見の酒 – 清酒酵母「京の華」の開発から見る酒造りの妙 -を開催します。 伏見の日本酒(清酒)の歴史は古く、日本に稲作が伝わった弥生時代に始まったとされています。以来、脈々と受け継がれてきた酒造りの伝統が安土桃山時代に花開き、明治時代の後半には、天下の酒どころとして全国にその名をとどろかせるようになりました。清酒の醸造においては、麹がつくる「酵素(アミラーゼ)」により蒸した米のデンプンが分解されてブドウ糖となり(糖化と言います)、同時に酵母がブドウ糖からアルコールを造るという仕組みがあります。この「同時に」という方法にちなんで「並行複発酵」と言われています。米と米麹で造ったお酒、文字通りお米だけで造ったお酒のことを純米酒とよびます。一方、米の外側を4割以上削った白米(精米歩合60%以下)を使用し、低温でゆっくり発酵させて造ったお酒のことを吟醸酒と呼びます。バナナや洋梨のような華やかな香り(吟醸香)、淡麗で上品な味を特徴としています。
 しかし、精米をすればするほど時間がかかり、米の量も減ってしまいます。冬場だけとは限らない醸造の工程を長く低温に維持することも容易ではありません。精米歩合や温度の影響をさほど受けることなくバナナ様の香りを醸し出す酵母「京の華」が京都市産業技術研究所と大阪市立大学の共同研究によって開発されました。伏見の老舗蔵元では、すでに「京の華」を用いて純米酒や純米吟醸酒が醸造されています。
 この講座では、「京の華」の開発談を交えながら、酒造りの妙を紹介させていただきます。ぜひご参加ください!

項目詳細
開催日時 2019年2月21日(木) 14:00~16:00(雨天実施)
開催場所 大阪市立大学理学部附属植物園 研究棟講義室
 〒576-0004 大阪府交野市私市2000
 京阪電車交野線「私市(きさいち)」駅下車、徒歩約6分
 [アクセスはこちら]
プログラム 講演①「伏見のお酒のおもしろ話」
講師 廣岡 青央(地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 研究主幹)       
講演②「清酒酵母“京の華”はこうして生まれた」
講師 田中 俊雄(大阪市立大学大学院 理学研究科 教授)
費 用 参加費:無料 ※ただし入園料は必要 350円
※中学生以下は無料、大阪市民で満65歳以上の方は無料(住所・年齢の分かるものを提示)、障がい者手帳をお持ちの方(本人と付添の方1名)植物園メイトカードをお持ちの方(65歳以上の交野市民で植物園メイトに登録された方)は無料
定員と参加申込方法 定員は先着30名です。事前申し込みが必要です。
ご来園、お電話、または電子メールにて下記の事項をお伝えください。
   (1)氏名(ふりがな)、(2)〒住所、(3)電話番号、
  (4)差し支え無ければ職業または勤務先(任意)
☆メールの場合は件名を「第11回植物園市民講座参加希望」として(1)〜(4)を
 b-garden@sci.osaka-cu.ac.jp へお送りください。
問合せ先 大阪市立大学理学部附属植物園(問合せ可能時間 9:00~17:30)
TEL:072-891-2059/FAX:072-891-2101
Mail:b-garden@sci.osaka-cu.ac.jp

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