2021年11月12日（金）、学術情報総合センター10階研究者交流室において、卒業留学生をゲストに招き国際センターと教育後援会の共催トークイベントが開催されました。今回は会場と併せてオンラインでもたくさんの留学生が参加し、先輩の講演に熱心に耳を傾けました。

”Unconventional Ways to Build a Career in Japan”（僕流：日本でのキャリアの築き方）と題してゲストスピーカーを務めてくださったのは、文学研究科前期博士課程を2017年に修了し、現在はキッザニア福岡にてプロジェクトマネージャーとして活躍している米国出身のElliot Conti氏。ちょうど関西ご出張の機会に合わせ、本学にお越しいただきました。

冒頭、教育後援会の金児曉嗣会長よりお言葉を賜り、続いて指導教官であった文学研究科の伊地知紀子先生が在学中の”やんちゃな“エピソード交えて、ゲストのConti氏を紹介いただきました。 

Conti氏は、本学での大学院生時代、大阪・名古屋・福岡での経験、現在のポジションに至った経緯、日本とアメリカの働き方の違い等についてユーモアを交えて紹介し、「日本でのキャリア形成の重要なポイントは、『コネ』の活用…といっても、”It’s not what you know, it’s who you know”（知識ではなく人脈）なんです！」と主張。自らのエピソードを交え、人脈形成はちょっとしたきっかけからスタートすること、留学生として日本語や日本文化の知識が限られていることがむしろ、そのきっかけとなり得ること等を、分かりやすく解説して下さいました。また留学生にとっては「謎」の多い、日本型の求人のしくみや雇用者が求める要素などについても、実用的な情報を共有いただきました。参加した学生からは、「大変貴重な話を伺い、大いに参考になった」という声が多く寄せられ、実り多いイベントとなりました。

今回のような、社会で活躍する卒業留学生を招いたイベントは新しい試みであり、国際センターでは継続的な実施を計画しています。