公立大学法人大阪市立大学
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南部陽一郎名誉教授へ大阪市立大学初の特別栄誉教授の称号を贈呈

2011年06月15日掲載

研究・産学

大阪市立大学は、2008年のノーベル物理学賞受賞者であり、本学の名誉教授である南部陽一郎氏に対して本学初の特別栄誉教授の称号を贈呈することといたしました。 平成23年6月20日(月)13時から贈呈式及び理学研究科糸山教授による南部陽一郎名誉教授の研究概要の紹介、南部陽一郎名誉教授による講話を予定しています。また贈呈式の終了後に南部陽一郎名誉教授と本学学生との交流も予定しております。 学生の皆さんはぜひご参加ください。

特別栄誉教授の称号は、大阪市立大学の創立130周年を迎えたことを契機に創設された称号であり、教育上又は学術上特に顕著な功績等を挙げた者に対して授与することとしております。 その受賞者として、ノーベル物理学賞の受賞をはじめ、数々の顕著な功績をあげられた南部陽一郎名誉教授に初の特別栄誉教授の称号を贈呈できることは、大阪市立大学にとって大変誇らしいことであるとともに、科学を志す学生や若い研究者の大きな励みになるばかりでなく、学問を志すすべての者へ、夢と希望を与えるものになると考えます。また贈呈式の終了後に南部陽一郎名誉教授と本学学生との交流を予定しております。

日時 平成23年6月20日(月)13時~13時40分
会場 大阪市立大学学術情報総合センター 10階大会議室(大阪市住吉区杉本3-3-138)
対象 本学教職員・学生※一般公開はしておりません
内容 13:00 開会(司会:櫻木弘之理学研究科長)
特別栄誉教授 称号贈呈、記念品贈呈
13:10 学長あいさつ
13:15 南部名誉教授の研究内容の紹介(糸山浩理学研究科教授)
13:25 南部名誉教授からの講話
13:40 閉会
13:50 本学学生との懇談

報道資料

6月20日の南部先生への贈呈式にあたって

南部先生は大阪市立大学理学部(当時は理工学部)物理学科の創生期に在職され、本学の発展に多大なる貢献をされました。ノーベル物理学賞の受賞をはじめ数々の世界的な賞を受賞された今なお、研究者としてご活躍されている南部先生に、本学初の特別栄誉教授の称号をお送りできますことは、大阪市立大学にとりまして大変名誉なことであり、大阪市にある大学として誇りに思います。

また、人工光合成など今日的課題である次世代エネルギー等の先端研究を行なっている本学にとっても、今回の贈呈式の中で学生や若手研究員が偉大な科学者である南部名誉教授から直にお話を伺えますことは、何事にも勝る貴重な体験だと喜んでおります。

大阪市立大学長 西澤 良記

プロフィール

南部陽一郎氏 90歳(元理工学部教授)
理論物理学、特に素粒子物理学、原子核物理学の発展に大きく貢献。素粒子の質量の起源、超伝導現象など様々な物理現象に共通する「対称性の自発的破れ」の発見をはじめとして、「クォークに対するカラー(色)の自由度」、「ハドロンの双対性に基づく弦理論」等、次の時代を予言する超一流の業績を持つ世界的に著名な物理学者。
数々の権威ある国際的学術賞(ハイネマン賞、オッペンハイマー賞、アメリカ国家科学賞、マックス・プランク・メダル、ディラック賞、J・J・サクライ賞、ウルフ賞、ベンジャミン・フランクリン・メダル)の受賞をはじめ、1978年には文化勲章、2008年にはノーベル物理学賞を受賞している。

1949年 大阪市立大学理工学部助教授
1950年 大阪市立大学理工学部教授
1956年 シカゴ大学助教授
1958年 シカゴ大学教授
1978年 大阪市立大学名誉教授