本学は、2011年3月11日に起きた東日本大震災の直後からこの2年間、都市防災研究プロジェクトを立ち上げて「いのちを守る都市づくり」をテーマに様々な活動を行ってきました。公立大学として地元地域に根を張って住民・会・行政・学校などと連携しながら、総合大学の強みを活かして医学・看護学・生活科学・理学・工学・経営学・経済学ほか分野横断的に、調査・研究と実践を重ねてきました。
一人でも多くのいのちを救うためには、建造物やライフラインなどの防災力を見直すだけでなく、そこに住む「人の力」「コミュニティ防災力」を高めていくことが必要です。
この冊子は、広域複合災害への備えとして、私たちが普段から知っておきたい防災知識、考え・実行しておきたい内容を、45人の研究者が4章・11アクション・7コラムにまとめたものです。カラーのイラスト・写真・図表を多く取り入れて見やすいページに仕上げています。小・中・高校生から大人まで、家族で読んでいただく防災読本としてぜひご活用ください。

また、3月16日に開催した大阪市立大学地域連携センター開設記念　地域防災フォーラム「いのちを守る都市づくり」についての結果報告をホームページに掲載しました。

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