現代社会にイノベーションとサスティナビリティを ~都市経営研究科 新プロジェクト開始~
都市経営研究科は、2019年2月より『都市経営研究叢書』シリーズの刊行を開始しました。
21世紀は、人類の過半が都市に住む都市の時代が到来しています。ところが、逆に先進国都市では、人口の減少、高齢化、グローバル化による産業の空洞化が同時進展し、都市における公共部門やビジネス等の活動の課題は益々複雑になっています。このため、これからは都市の行政、ビジネス、非営利活動のあらゆる分野で、スマートでクリエイティブな課題解決が求められるなど、現代社会において、都市経営という概念、特にこれまでの既存の概念に加え、産業や組織の革新(イノベーション)と持続可能性(サスティナビリティ)というコンセプトを重視した都市経営が必要となってきています。
新しい時代に求められる教程を想定するとともに、広く都市経営にかかわる諸科学に携わる方々や学ばれる方々に供するため、『都市経営研究叢書』を刊行します。
◆都市経営研究科Webサイトに、叢書プロジェクトページが掲載され、英語ページもできました→こちらから
都市経営研究科とは
都市を支える行政、プランナー、ビジネス、医療・福祉・市民公益活動等の主要なセクターに属する人々が、自らの現場で抱えている都市経営の諸課題を、経済・経営・政策・地域・法/行政などの視点から、都市のイノベーションとサスティナビリティをふまえて解決できるように、指導的人材やプロフェッショナル/実務的研究者を養成する大学院として2018年4月に開設しました。