「西日本絶滅危惧植物エリア」をオープン!
理学部附属植物園は、2019年4月2日(火)から「西日本絶滅危惧植物エリア」をオープンしました。当園は、絶滅危惧種の保全を目的とした収集・育成を行っており、2018年12月17日には、全国の植物園で初めて認定希少種保全植物園に認定されました。
来場者の方に私たちを取り巻く環境問題や植物の多様性について考える場になることを願い、これまで非公開としていた研究用の絶滅危惧種などを公開することにいたしました。環境省のレッドリストに掲載されている種や、西日本に生育する希少種を中心に展示しています。
この中には、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(種の保存法)に該当し、認定希少種保全植物園として保全に取り組んでいるアラゲタデとダイトウサクラタデが含まれており、気温が高くなる5月頃より展示する予定です。
来場者の方に希少種に対する理解を深めてもらうため、各植物には、植物の特徴に加えて生育状況などを説明したプレートを設置しております。
展示植物(※植物の状態や天候により変更になる場合もございます)
~山田園長よりひとこと~
今回展示する植物のほとんどは、本来ならば私たちの身の回りにありふれているはずのものばかりです。
本来の近畿地方の植生を想像しつつ、それらが生育できなくなってしまった原因についても考えていただく機会になればと思います。