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【開催報告】私のぼうさいアクションプランニング講座vol.2「AR(拡張現実)たいけんまちあるき編」を開催しました

2019年11月17日(日)、住之江区役所の周辺地域にて、私のぼうさいアクションプランニング講座vol.2「AR(拡張現実)たいけん まちあるき編」を開催しました。

今回の講座は、大阪市立大学都市防災教育研究センター(CERD)が開発した防災ARアプリを活用して、実際に約2㎞のコースをあるきながら、避難行動シミュレーションを体験するものです。

三田村宗樹教授(理学研究科、CERD所長)と吉田大介准教授(工学研究科、CERD研究員)の案内のもと、参加者はタブレット機器を用いてまちなかの様々な危険をARアプリ上で体験し、いざという時に役立つ資源などについても学ぶことができるという内容でした。

まちあるきコース上では、住宅密集地での火災発生や、古い建物や塀の倒壊など、避難中に予想される困難がタブレット機器の画面に映し出され、実際の風景と重ねて確認してもらいました。子どもたちも器用にアプリの操作をしながら、熱心に取り組む姿が見受けられました。

その他、住之江公園では災害時に活用される「災害ベンダー自動販売機」(災害などの緊急時に、飲料を誰でも簡単に無料で取り出すことができる自動販売機。)の場所を確認したり、「マンホールトイレ」(災害時に下水道管路にあるマンホールの上に簡易なトイレ設備を設け、使用するもの)の場所や資材がどこにあり、どのようにして設営されるのかなど、詳しい説明も行いました。

コース終盤では、南海トラフ巨大地震による津波の浸水想定もバーチャルに体験しながら、実際に津波避難ビルの3階まで上がるという垂直避難を行いました。

その際、一部の参加者に、10㎏の重さの非常用持出リュックを背負った状態での垂直避難の困難さも実感できる状況付与も取り入れました。

また、このまちあるきでは、まちの中にはさまざまな碑の存在を示し、碑文には今までの災害の歴史が窺えるものもあること、また、その歴史からまちの特性を知ることが、自分や家族の身を守ることにつながるという説明の時間も設けました。

第1回のワークで災害後の行動を時系列で想定し、第2回である今回は体験として、実際にまちあるきを行いました。次回、第3回では、災害時、情報収集に役立つと言われているWebサイトやSNSの体験実習を通して、その活用法について学んでいただく予定です。

参加者の皆さん自身にとっての『私のぼうさいアクション』を、講座を追うごとにひとつずつ『プランニング』していきます。 

 住之江区ホームページでの開催報告はこちら

 次回12月7日(土)開催案内・申込み方法はこちらからご覧いただけます


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