震災後の神戸市長田区への地域貢献について紹介(都市経営研究科小長谷研究室グループ)
阪神・淡路大震災からの「復興のシンボル」として知られている神戸市長田区の「鉄人28号」の巨大モニュメント。2009年に制作されてから10年を迎え、朝日新聞がモニュメントを紹介した記事で大学院都市経営研究科の小長谷一之教授らの研究グループの研究結果が掲載されました。
(2019年12月1日掲載 https://www.asahi.com/articles/ASMCC6F39MCCPIHB022.html )
小長谷一之教授らの研究グループは、震災後の神戸市長田区および阪神間における各種プロジェクトについて地域貢献を行ってきました。2014年には、神戸鉄人プロジェクトの経済効果を、地元および自治体のデータ協力のもとに算出し、それを公表し大きな反響がありました。そのプロジェクト効果の高さと研究手法は日本評論社刊『経済効果入門-地域活性化・企画立案・政策評価のツール』(小長谷一之・前川知史編)で紹介されています。
その他にも、特に阪神間地域において、震災後の地域の復興について、研修会で教育と協力を行ってきました。一例として、
【1】(2012年度、2013年度)兵庫県阪神南県民局支援事業(コミュニティ大学)「地域活性化戦略(1)まちづくり法則」「地域活性化戦略(2)商業と観光」「地域活性化戦略(3)事例からの検討」、生きがいしごとサポートセンター阪神南。
【2】(2017年度)神戸市立人材支援センター(神戸市長田区ふたば学舎)講演会「まちづくりの法則と新長田の再生」、神戸市長田区ふたば学舎。(上記研究結果を紹介)
同地区では、2019年には新長田合同庁舎が建設され、県や市の主要機関が多数移転し、地域再生が始まるなど、さらに県・市の応援が続いています。