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【開催報告】私のぼうさいアクションプランニング講座vol.4「ICTを活用したアクションプランづくり編」を開催しました

 2020年1月25日(土)、住之江区役所にて、私のぼうさいアクションプランニング講座vol.4「ICTを活用したアクションプランづくり編」を開催しました。

 今回は、参加者の皆さんそれぞれの個人や家庭に合わせた「防災アクションプラン」をICTを活用して作成してもらうという趣旨の内容です。

 はじめる前に、住之江区役所からの話題提供として、大和川の浸水想定の詳細図をもとに、参加者の自宅の水害ハザードを調べてプレートに記入してもらうというアイスブレイクの後、本題に入りました。

 まず、本日完成させる《私と家族の防災アクションプランシート》のPowerPointについて簡単に説明しました。

➀避難行動タイムラインの入力について:講座vol.で学習した避難行動のタイムラインの短縮版で、発災前と発災直後から住之江区の津波到達想定時間(110分)より30分前までに5.1mより高い場所に避難できるよう、避難行動計画を入力してもらいました。

②災害時の情報ツールの入力について:講座vol.3で学習したSNSを活用した情報収集の手法を、いざという時すぐ活用できるようQRコードにしてまとめたシートを参考にしてもらいながら、使いやすい、役立つなどの優先順位は個々に定期的に見直したり、最新のものに更新したりすることが大切であることを伝えました。

③非常用持出し袋の見直し日の入力について:講座vol.2で少し触れた非常用持出し袋については、持出し用品例一覧、備蓄品例一覧のシートを参考にしてもらいながら、季節の変わり目ごとに持出し用品の必需品は変わっていくことを伝え、定期的な見直しの必要性を伝えました。

 続いて、吉田大介准教授より、講座vol.2で実際に避難経路を歩いて学んだことを踏まえた「安心安全マップの作成」として、《マップナビおおさか》を活用した避難経路のマップ作成の手順を説明しました。

《マップナビおおさか》は、地図や画像を利用して、大阪市の行政情報や地域情報をインターネットを通じて、市民の皆様にわかりやすく公開・提供するサイトで、今回はその中の、《防災・安全・安心》マップの浸水想定区域図を活用し、本事業の災害リスクである『南海トラフ巨大地震』により津波が襲来した場合の浸水想定図を加えたハザードマップ上で避難経路を描いてもらいました。

参加者の皆さんは、一番近い津波避難ビルへの避難のみを考えていたけれど、津波のハザードを参考にしながら、第二、第三の避難所を考えて経路を描くなど、真剣に取り組んでいました。描いたマップの保存法もPNGデータでの保存後、KMLデータでの保存法も伝え、保存後データをGoogle earthで実際に見てみるなど、保存データでできることの一例も紹介しました。

 その後、《Googleマイマップ》という機能を使った応用編も紹介しました。《Googleマイマップ》は、Googleアカウントを持たないと使用できない等のデメリットはあるものの、《レイヤ》という分類方法を用いて、自分の気になる場所を追加して、写真やメモを残せること、避難経路を家族間で共有し、編集できるなどのメリットが大きいことを伝えました。

現在大阪市より公開されている避難所、一時避難場所、津波避難ビル、防災無線などの防災情報をレイヤに追加した《住之江区私の防災マップ(仮称)》も作成中でもあり、今後、本事業のFacebookグループで共有し、活用していく方針であることを伝えました。

 最後に、私と家族のぼうさいアクションプランシートを完成させた参加者の皆さんからは、ICTを活用したシートの作成は大変有意義だったとの達成感のある感想をいただきました。


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