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大学発ベンチャー「SIRC」の活躍

①アフリカの水問題をIoTで解決へ 
~ 現地ルワンダで実証事業成果報告会を開催 ~

 本学工学研究科の辻本浩章教授が取締役会長をつとめる大学発ベンチャー、株式会社SIRC(サーク)は、経済産業省補助事業「第5回 飛び出せJapan!」の採択を受け、ルワンダ共和国が抱える無収水問題(※)解決の為の実証事業に取り組んで参りました。
 2020年1月24日(金)、ルワンダ共和国の首都キガリ市内で行われた成果報告会では、約1か月間、SIRC社のセンサーを設置し、圧力と流量の常時監視を行ったこと、その結果、漏水の探知や特定の家庭における配水管内での逆流現象が確認出来たことなどの報告がありました。
 SIRC社の技術により、貯水槽から各家庭に水が届くまでの間に何が起こっているのかが「可視化」され、今後の対策検討への第一歩を踏み出しました。

辻本教授のコメント

200219sirc.jpg株式会社SIRCは、文部科学省・科学技術振興機構による大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)の支援を受けて2015年に設立しました。およそ40年に渡る研究の成果からこのセンサーが生まれたのですが、研究者としてシーズ発表を重ねていた当時は、まさかアフリカで実証事業に至るとは想像もしていませんでした。思えば遠くへ来たものだなぁ…(笑)
 水問題はアフリカ全土に渡る喫緊の社会課題です。今後さらに実証を重ね、アフリカの皆さんの役に立つIoT技術確立を目指します!

(※)無収水問題
ルワンダでは、配水管を流れる水の内、漏水や盗水により料金徴収ができない水の割合を表す「無収水率」は41%と非常に高く、毎年約7.9億円の損失が出ていると推定されます 。人口増加が続く一方、水源が限られているルワンダにおいて、無収水問題は、水の安定的な供給の観点からも解決が急がれる課題です。

②スタートアップワールドカップ2020大阪予選で
 日本マイクロソフト賞を受賞

  2020年2月6日(木)、スタートアップワールドカップ大阪大会が行われ、決勝に進んだ10社の中から、SIRC社が「日本マイクロソフト賞」を受賞しました。
 スタートアップワールドカップは、シリコンバレーに本社を置く米ペガサス・テック・ベンチャーズが主催する世界最大級のグローバルピッチコンテストで、2017年に初開催され、今回が 4 回目となります。世界40地域以上で行われる地域予選で優勝した企業は、サンフランシスコで開催される世界決勝戦に招待され、優勝投資賞金約1億円やグローバル企業・著名人とのネットワーク構築のチャンスを掛けて競います。
 SIRC社は世界大会進出こそ逃しましたが、その技術力や将来性が高く評価され、近年、スタートアップ支援にも力を注いでいる日本マイクロソフト社から「日本から世界へ羽ばたいて欲しい企業」に選定され、今回の受賞に至りました。これを機に、SIRC社のグローバルでの知名度も高まり、今後益々の活躍が期待されます。

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ピッチに臨むSIRC社代表 髙橋 真理子 氏
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日本マイクロソフト賞受賞の瞬間