急遽、海外研修プログラムをオンライン上で実現へ
2020年3月16日~24日の間、本学学生8名が米国アンドリュース大学とWeb会議システムを用いたオンライン研修を行いました。当初はアメリカに出向き、アンドリュース大学の学生とインターンシップなどの協働研修を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、急遽オンライン形式に変更して実施することとなりました。
参加学生はそれぞれの自宅から「自閉症教育」や「フードバンク」などの社会問題をテーマに電話調査等を実施し、随時オンライン上で情報共有をしながら両国の特徴を比較し、最終日にはプレゼンテーションを用いた報告会を行いました。
研修開始直後は「相手の相槌がわかりにくい」といったオンラインならではの苦労もあったようですが、一方で「画面上だからこそ文字情報の共有がスムーズにできた」「スケジュール的にも参加しやすかった」との声もありました。
担当教員の経済学研究科の中島義裕教授は、「日米共に全ての学生と教員が自宅から参加する形で教育プログラムを実施しました。短い間に状況が変わる中、学生と一緒にプログラムを作りながらの日々でした。結果として社会課題の理解の深化が実現でき、一定の教育成果が得られました一方、現場を見て、関係者から直接話を聞き、対面でグループワークをする重要性を再認識しました。これらの点を改善しながら、オンラインによる国際教育プログラムを開発していきたいです」とコメントしました。
学生にアドバイスを行う中島教授
資料共有の様子
ソーシャルイノベーション開設
本学では、2020年4月よりソーシャルイノベーションコースを開設します。本コースでは日米をつなぐオンライン教育を中心に海外研修などを取り入れながら、「発見・創造・実現」する人材を育成します。コースの詳細はこちらから。