新型コロナウイルスに対する学長から学生の皆さんへのメッセージ(第17報:「最初が 肝心かなめ」)
2021年4月7日
学長 荒川哲男
Tetsuo Arakawa
President
「最初が 肝心かなめ」
学長 荒川哲男
Tetsuo Arakawa President
昨日、市大としてめでたく最後の新入生を迎え、いよいよ明日から新学期が始まる。今年度は、昨年度の学びを活かし、万全の感染防止対策で教室の安全性を確保したうえで対面授業を基本とする。
しかしながら、3月下旬から大阪府の感染者数が急増。一日当たりの感染者数でついに東京都を超えてしまった。特徴は若者の比率が高いこと。ここから、感染が生命にかかわるような高齢者層での感染増加へと繋がっていくのは過去の例を見るまでもない。
感染拡大の原因はほぼ会食だ。本学でも、皆さんの日ごろの対策のわずかな隙をついて、キャンパス閉鎖になっていたかもしれない『ヒヤリハット』が、実際、数回起こっている。クラスターが発生してしまうと、二次感染・三次感染を防ぐためにキャンパスへの立ち入 りを禁止することになり、授業や研究、課外活動に大きな影響を及ぼすことになる。また、あってはならないことだが、感染者と推定された個人や団体、あるいはそれに留まらず、すべての市大生にまでバッシングが及んでしまうこともありうる。実際、他大学でそのような事例が起こっている。
新学期、安心・安全なキャンパスライフを有意義に過ごすために、昨年11月に発信したメッセージ第13報で提案した『感染拡大防止の2つのターゲット』(図1、図2)を再掲する。これを遵守し、大切な友達や家族を護ろう!
【 図1 】
【 図2 】
【これまでの学長メッセージ】
- 学生・教職員の皆さんへ新型コロナウイルス感染症についての緊急メッセージ(2020年2月17日)
- コロナ危機が目の前に! みんなで防ごう感染拡大(2020年2月28日)
- 今そこにある危機!新型コロナに関する学長緊急メッセージ(2020年3月4日)
- 感染爆発はそこまで来ている! 今こそ正念場です(2020年3月30日)
- じいちゃんが酸素マスク!? 一生悔やんでも遅い(2020年4月7日)
- ウイルスは自分では拡がれない! 人を利用してそれを実現しているのだ!(2020年4月13日)
- コロナによる医療崩壊を防ぐため、全学一丸となって戦おう!(2020年4月17日)
- 新型コロナは消えた!?(2020年6月15日)
- この夏、無策で緩むと取り返しのつかない第2波が!(2020年7月21日)
- あふれる情報を批判的に直観せよ(2020年8月13日)
- 苦渋の選択「急がば回れ」(2020年8月24日)
- コロナゼロ!? キャンパス安全地帯宣言への第一歩か(2020年10月21日)
- 感染拡大防止のターゲットは2つだ! 多人数会食と家庭生活(2020年11月26日)
- 若者よ、宴会、カラオケで人生を棒に振るな!(2020年12月7日、12月10日一部修正)
- 初心に帰ろう(2020年12月21日)