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親の教育レベルがヒトの身長に影響を与えうるのか?! 公衆衛生看護学 横山美江教授の共同研究の成果が論文掲載へ

本学大学院看護学研究科 公衆衛生看護学の横山 美江教授が共同研究された論文が学術雑誌Scientific Reportsに掲載されました。

ヒトの身長の差は、大部分が遺伝要因の影響を受けていることが報告されていますが、その差は社会経済的カテゴリー間でも認められており、環境が影響している可能性が示唆されています。そこで今回の研究では、双生児研究法を用いた身長に対する遺伝要因と環境要因の影響を分析しました。

その結果、親の教育水準は、6歳以降の子ども時代の身長、および思春期以降の身長に影響すること(親の教育水準が高いと子どもの身長も高いこと)が判明しました。
一方、双生児研究法を用いて遺伝と環境要因の影響を分析すると、子どもの身長と親の教育水準には一貫した関連は認められなかったものの、教育水準の低い親をもつ子どもの身長は共有環境要因(例えば、家庭環境など)の影響をより強く受けることが示されました。
したがって、世界的な大規模データベースを用いた本研究結果から、教育水準の低い親をもつ子どもの身長が環境要因の影響をより強く受けるという仮説に対しては、弱いながらもエビデンスが示されました。 

Scientific Reportsは自然科学(生物学、化学、物理学、地球科学)のあらゆる領域を対象とした雑誌です。(IF=4.011)
掲載された論文は以下のとおりです。

https://www.nature.com/articles/s41598-020-64883-8