素晴らしい功績を紹介します~ 数学研究所の活躍!~
2020年度 日本数学会幾何学賞を受賞(枡田 幹也特任教授)
本学大学院理学研究科 枡田 幹也(ますだ みきや)特任教授(本学名誉教授・数学研究所特別研究員)が、『2020年度 日本数学会幾何学賞』を受賞されました。受賞題目は、「変換群論、特にトーリックトポロジーの研究」です。
変換群論とは図形の対称性を研究する位相幾何学の分野です。その中でもトーリックトポロジーは数学のさまざまな分野とも関連して多くの数学者が研究を進めています。
その基礎理論の構築に多大なる貢献をされたことが今回の受賞の大きな理由です。本学においても、国際研究集会や、国際共同研究を推進するなど、この分野の発展に尽力されています。
日本数学会幾何学賞HP
https://www.mathsoc.jp/activity/public_relations/press_conference/geometry2020.html
2020年11月4日(水) 授賞式・談話会を開催しました
2020年11月4日(水)16:50~授賞式・談話会を開催しました。
授賞式には、プレゼンテーターの日本数学会幾何学賞委員会委員長 小野 薫教授(京都大学 数理解析研究所)にお越しいただき、賞状やトロフィーなどが授与されました。
引き続き、談話会も行われ、枡田先生の今までの素晴らしいご研究の数々についてご講演いただきました。質疑応答も盛んに行われ、有意義な時間となりました。
2020年度 日本数学会賞建部賢弘賞奨励賞を受賞(橋詰 雅斗さん)
本学大学院理学研究科 数学専攻後期博士課程の修了生(平成30年3月修了)橋詰 雅斗(はしづめ まさと)さん(数学研究所特別研究員・広島大学学振PD)が、『2020年度 日本数学会賞建部賢弘賞奨励賞』を受賞されました。受賞題目は、「非コンパクト変分問題のコンパクト性喪失現象の研究」です。
『日本数学会賞建部賢弘賞』は、若くして優秀な業績を挙げる等、数学研究の活性化に寄与している数学会員を顕彰し、その研究を奨励する目的で設立された、日本数学会若手会員を対象とした伝統ある賞です。
日本数学会賞建部賢弘賞HP
https://www.mathsoc.jp/activity/public_relations/press_conference/takebe2020.html