あけましておめでとうございます。

昨年は、１月から始まった新型コロナウイルス感染症の猛威により、入学式や銀杏祭の中止、緊急事態宣言、遠隔授業の開始、課外活動の制限など、学生の健康と安全を守りながら、コロナ禍によって「ひとりたりとも学業を断念する学生を生み出さない」を合言葉に、できうるあらゆることを教職員が一丸となって鋭意努力を重ねてきた一年でした。

学生の皆さんには、多くの負担を強いることになり、予想もしていなかった大学生活を送ることになったと思います。これまでの長期間にわたるご協力に心より感謝いたします。

我々はこの1年間で多くのことを学びました。状況は刻一刻と変わっていますが、今年はこの経験を最大限に活かし、ピンチをチャンスに変える挑戦の年にしましょう。学生・教職員が一丸となり、この困難を、笑顔を忘れず、乗り越えていきます。

本学が今後も学生・卒業生・市民の方をはじめとするすべてのステークホルダーの皆さまに愛され、夢のある魅力あふれる大学であり続けるために構成員一同、より一層の努力を重ねてまいります。
引き続き、皆さまのあたたかなご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2021年1月1日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大阪市立大学学長　荒川　哲男